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最近の傾向として清潔は時代のキ一ワードになり、抗菌グッズが流行ったり、消毒剤や除菌剤等も乱用さいます。
しかし、その鉄壁の衛生管理をあざ笑うかの様に、病原性大腸菌O-157卸の大流行が深劾な問題になっています。
元々大腸菌はヒトの消化を助けたり、ビダミン類を合成したりして、その代わり大腸菌は栄養をヒトからもらう、といった共生の菌です。
しかし日本では、水道水は大腸菌群は一個も検出をされてはいけない水質基準になっています。
更に抗生物質や殺菌剤の乱用等で大腸菌は生きる環境をどんどん奪われてしまったのです。
その結果、生きる環境を失った大腸菌は生存の道を探す過程でウイルスとの共生関係を結んだ為です。
しかしこのウイルスは赤痢菌とも共生関係を結んでいた為に、赤痢菌のべロ毒素を持つ病原性の大腸菌が生まれてしまったのです。
しかし正常な腸内細菌群がいれば、たとえO-157 が浸入しても腸内に定着しないといわれています。
実際、感染した児童のうち発症したのは12%に過ぎなかったという調査もあるのです。
O-l57が発症した国は、全て衛生管理の進んだ先進国ばかりで発展途上国では出現していないのです。
水道水の危険性といえばトリハロメタンです。
本道水で発ガン性のあるトリハロメタンを発生させる前駆物質となるのは生活排水やし尿の処理水だけでなく、どんなに綺麗な上 流の水にも混じっている土壌中の腐食物質も含まれます。
もちろんプランクトンや、その排泄物も前駆物質となります。
これらが混じった原水は水道水となる時には塩素によって消毒されるわけですが、前駆物質が塩素と反応してトリハロメタンが発生するのです。
発生の度合いは水温、pH値、塩素の滞留時間や量に左右されますから、水の汚れがひど かったり(前駆物質が多い)、夏場水温が上昇したり、(藻の発生などで) pH値が高くなればトリハロメタンはより沢山生成されてしまうのです。
更に排水管が長ければければ残留した塩素にさらされる時間も長くなるので益々生成量が増えてしまうのです。
このトリハロメタンの除去はどんな浄水器でも完全に取り除く事はできません。しかし水道水を5分以上沸騰させればほとんどゼロになります。
また沸騰させれば塩素や沸点が低い他の化合物やカビ臭も無くなりますから、単純な方法ですがこれが一番の現実的なトリハロメタン際去といえるでしょう。
トリハロメタン一炭素には4コの元素がつきますが、1コが水素で残り3コがハロゲン(フツ粟、塩素、臭素、ヨウ素)元素である物質のことをトリハロメタンといいます。
代表的なトリハロメタンであるクロロホルムは炭素に水素Ⅰコと塩素3コがついたもの。その他のトリハロメタンも発ガン性が指摘されて問題となっています。
新築住宅における室内環境汚染が問題となっています。住宅では、石油化学製品のビニールクロス製壁紙や合板の床、塗料や接着剤が多用されています。
そこから発生するホルムアルデヒドなどの揮発性有様化合物(VOC)が原因となって、眼や喉の痛み、頭痛、吐き気などを訴えるケースがあり、アトピー性皮膚炎が悪化するなどの被害が出ています。
これらの症状を訴える人は「化学物質過敏症」と呼ばれ、化学物質を大量に体内に取り入れた結果、身体が過敏性を獲得して発症するのです。
いったん過敏性を獲得すると、以後は微 量の化学物質にも反応するようになります。環境病のひとつともいわれ全国的に増加傾向にありま。
米国では90年代になって保険医療対象となったのですが日本ではまだまだ社会的に認知された病気ではありません。
WHO では健康に影響のないVOCの濃度として0.08ppmを設けています。日本ではこの基準を越える新築住宅が無いとも限りません。
新築住宅に住むことになったなら、入居前後の換気を十分に行なうことが大切で、市販されているというVOCを吸収する器具を利用するのも良いでしょう。
窒素と水素を合成させてアンモニアを作り、合成窒素肥料が作られるようになると植物性の食物は飛躍的に増産できるようになりました。
しかし大量の窒素が土壌に加えられる事で環境にとっては色々な害が出てきました。
土壌に残った合成窒素肥料由来の硝酸塩は、土壌そのものを酸性化させるので重金属が溶け出たり微量栄養分が失われて貧しい土壌になって行きます。
また窒素肥料を食べた土壌の微生物は一酸化窒素を大気に放出することになりますが、その量は工場や自動車等が排出する量よりも多いとみなされています。
しかも硝酸塩は水に溶けやすいので河川や湖沼、最後には海に入って「富栄養化」をもたらして藻やバクテリアを大量に発生させます。
すると水中は酸欠となり魚を始め様々な生き物が棲息できなくなるのです。硝酸塩として人の体に入るとへモグロビンに異常を起こしたり、がんを発生させる危険性も指摘されています。
しかし現在使われている合成窒素肥料は現在人類が摂取している蛋白質中の窒素の3分の1をまかなっているとの試算もあります。
特に耕地が少なく人口の多い途上国では食物の生産は死活問題で、合成窒素肥料に依存せざるを得ないとのが現状です。
電化製品からでる電磁波の人体への影響が心配されています。この問題が注目を集めたのは携帯電話です。
2012/05/19 総務省が18日発表した2011年度末の電気通信サービスの加入状況によると、携帯電話の普及率が初めて100%を超えた事が分かりました。
その電話からでる電磁波の影響で、脳腫瘍になったという訴訟問題がアメリカで起きたのです。
更に病院内での医療機器や飛行機の操縦機器の誤作動を起こして問題にもなりました。
電磁波とは太陽や蛍光灯などの照明機器から出る光や、テレビ、ラジオに使われる電波をいいます。
電流が変化して流れている場合、その周囲には必ず電磁波が発生しているのですが、特に問題になるのが高エネルギーで低周波の電磁波です。
携帯電話の場合にはアンテナ部分から強力な電磁波が発生します。次にテレビやパソコンのディスプレイ、電子レンジ、電気毛布等があります。
人間は細胞分裂を繰り返しますが、細胞に電流が流れると分裂速度を速めたり、更に遺伝子情報報を伝達するDN Aに異常をきたしがん細胞になる事があると報告しています。
以前、雑菌の繁殖と足の臭いな抑えるという抗菌靴下が発売されヒット商品となりました。
その後続々と、衣料品・寝具・文具・台所用品・日用品に抗菌商品が登場し、うたい文句も「抗菌」「防虫」「防臭」「防カビ」となっていて、その言葉の持つ清潔感が消費者に強くアピールして、非常に人気が高いそうです。
今では日用品の多くに抗菌処理が施され、ロの中に人る歯プラシにさえも抗菌製品があります。
抗菌処理された文具類で実際に効果を試した研究がありますが、プラスチックの類ではほとんど抗菌効果は認められ無かったとか。化学物質が抗菌効果を発揮するには、空気中に揮発するか、水や溶剤に溶け出すかの2通りしかありません。
プラスチックではどちらも行なわれないため、効果が得られないのです。効果があるとなると逆に体に悪影響もあるわけで、抗菌加工の薬品には変異原性のある防カビ剤が使用されています。
最も問題なのが和風の生活に欠かせない畳で、日本工業規格で全ての畳に防虫処理をする事が規定されているのです。
高周波を照射する方法もありますが高価なのでほとんどが薬剤処理されています。
薬剤は有機リン系のフェニトロチオンやフェニチオン、ナフタリン、ダイアジノ ン等が高濃度 に使用され、序々に揮発して免疫力を低下させたり自律神経に影響を与えたりします。
真新しい青畳の上に赤ちゃんをハイハイさせるのは、農薬散布した畑で子供を遊ばせる位に危険な事なのです。
毎年花粉症患者が増えています。外部環境の原因としてスギ花粉と大気汚染がいわれていますが、身体の内因として花粉症と寄生虫の因果関係を指摘したのが寄生虫学者の藤田紘一郎さんです。
日本では寄生虫は予防衛生の最重要課題として昭和6年から取りあげられ、現在では保虫者はごく稀になっています。
その代わりに現れたのが花粉症やアトピー、気管支喘息等のアレルギー症でした。このアレルギ一反応とは、抗原が侵入すると肥満細胞や好塩基球が破れ、ヒスタミンやセロトニンやスローリアクティブ・サブスタンスAが飛び出て炎症反応,を起こす事です。
肥満細胞の表面にはIgE抗体と親和性のあるレセプターがありますが、そこに抗体と抗原の結合物がくっつくと破れる仕組みになっています。
しかし、寄生虫に感染していると、体内の中でIgE抗体がどんどん作られて、その抗体が肥満細胞や好塩基球に殺到してレセプターを覆いつくしてしまいます。
例えスギ花粉やダニ等に対するIgE抗体が作られてスギ花粉やダニと結合しても肥満細胞のレセプターは塞がれている為に付着する場所が無くなりアレルギ一反応は起こらなくなります。
藤田さんは寄生虫の分泌、排泄液からIgE抗体を誘導する物質ESCの精製に成功し、この物質がアレルギ一反応の抑制の改善薬として可能性があると言っています。
オゾンは10~15km上空に約30㎞の厚さで層を構成していて、太陽からの強い紫外線をプロックしています。
地球上の酸素は元々生物の光合成によって作られているのですから、このオゾン層は地球上の生物が長 年かかって自ら作った紫外線防護壁ともいえるでしょう。
近年このオゾン層が破壊されてオゾンの量は過去5年間で37%も減少しているといわれています。
その為地上に達する紫外線の量が増えた為と思われる皮膚がんの増加が報告されています。
その張本人とみられているがフロンで、このフロンは化学的に安定で非腐食性、非燃焼性、毒性も低い等非常に便利な物質なので冷房の冷媒や噴霧剤、溶媒、フッ素樹脂の原料など実に様々なものに使われてきたのです。
確かにフロ ンは成層圏まで達してオゾンを破壊していますが、しかしオゾンを壊すのはフロンに限りません。
オゾンは可視光線や紫外線によって分解されたり生成したりしていますが、この反応は遅いのでオゾン層として安定しています。
しかし窒素酸化物や水素酸化物、塩素酸化物は微量でも触媒反応によって非常な勢いでオゾンを壊します。
飛行機から排気された窒素酸化物は直接成層圏に届きますし、地上の化石燃料の燃焼によって生成された二酸化炭素も、土壌に撒かれた窒素肥料も窒素酸化物になって上空に達してオゾン層を壊すのです。
ですからフロンだけに限らず土壌、大気の悪化によってもオゾン層はダメージを受けているのです。
地球の温暖化が世界的に問題になると共に、企業にとっても環境対策は経営の最重要課題になってきました。
欧米では環境保護に積極的な企業の製品を購入する「グリーン購入」 という動きがあるそうです。そのために日本の企業ではISO14000S という認証取得に力を入れています。
ISOとは工業製品の規格を国際的に決める国際標準化機構でジュネーブ に本部を置く非政府機関です。
規格のうち14000シリーズは企業の環境管理・監査についての標準規格の事で、規格そのものには拘束力はありませんが、政府調達の条件になっ たりするため、自主的に守る企業が多くなっています。
今の日本企業の環境保護への関心は7 0 年代に公害が深刻な問題になったときに営業利益に占める環境対策費の剖合が8~ 15%でしたが、現在は1~2%に落ち込んでいるそうです。
このISOの認証取得をする為に廃葉物回収・処理などのコスト負担も上昇し利益の10%までは上がるといわれています。
その負担が消費者に跳ね返るかもしれませんが、我々の体や子孫の為にも、安心して利用できる商品が多く作られて欲しいものです。
憂鬱 ・不安 ・心配の種は尽きないメンタルヘルスを保つには現代社会は複雑で、我々に加わるストレスも多様になり心に重くかかってきています。
それが各世代に特有のうつ病や神経障害や心身症等の心の病を作り出しています。
一般にスレスは社会的な環境や状況の変動、身体的な状態、心理的な諸条件、家族関係や対人関係等によって生み出されます。
もちろん、人間は多くの場合はストレスに対してうまく適応していきすが、その能力にしても限界があります。限界を越える状態が長く続くと様々な心の病や身体的な症状が現われてきます。
最近の傾向として、子供から老人までその限界に近い所にいる事を自覚している人が激増しています。
「キレル」という状態は、心の病の身体的な表現であり、それが外に向かって暴発する事です。
しかし、大人の場合は、子供と比較して社会性がある為に、その「キレル」という状態になっても心の内に閉じ速めて悶々として心や身体の変調をきたすわけです。
もちろん、この様にストレス社会にうまく適応するために、プロザックやメラトニンなどの薬物、ストレス発散やストレス解消法が次々に流行しています。
我々の整体院も社会的にはそのような物の一つとして認知されている節もあります 。