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少し前まで、日本人選手は大きな大会のプレシッシヤーに弱いと言われていました。
しかし最近では多くの若い選手が世界的な活躍をしていて、その伸び伸びとした競技態度にはこれまでとは精神的な質の違いが感じられます。
その違いは、日本のチームや選手がイメージトレーニングを取り入れる様になった事で しょう。
これまでスボーツといえばひたすら根性で鍛えるという方法をとってきたのですが(今でも多くはそうですが)、それではカが拮抗した選手たちとのここぞという勝負で勝てるような精神力は得られないという事がわかり、多くの選手がイメージトレーニングを取り入れる様になったのです。
イメージトレーニングでは自分の望ましいビジョンを明確にイメージする訓練をして、無意識のレベルで身体と心が協調できるように整えます。
望ましいビジョンを描く事で、気分は肯定的になり、脳下垂体からは集中のホルモンと呼ばれるTRH(チロトロピン放出ホルモン)が分泌されて集中力が高まり、全身の細胞が活性化される様になるのです。
前向きの気分は更にドーパミノなどのホルモンの分泌も促し、脳は更に活性化されてやる気も湧いてきます。この方法は生活の中でも応用できるという事で、イメージトレーニングは静かなプームになっています。
猛獣や悪疫などが知らぬ間に忍び寄るというのがストーキングの元々の意味です。
実際のストーカーには、別れた配偶者や振られた柏手に執劫につきまとつて様々な嫌がらせをする者、未知の異性やタレント等を自分の所有物のように想ってつけ回す者、恋愛妄想に基づいて相手を愛していながら逆に嫌がらせをしつつ接触を図る者、の3類があります。
日本でも近年多様化する情報化社会の中で、自己中心的な妄想を築き、個人情報の人手も容易でストーカーが,急増する要因となってきています。
アメリカでは先に社会問題化していて、ほとんどの州で「ストーキング防止法」が制定されています。
遅れて平成12年5月18日、第147回通常国会において「ストーカー行為等の規制等に関する法律(ストーカー規制法)」として成立しました。
一度も会った事が無いのに、親しげに挨拶したり、身勝手な電話や手紙をよこしたり、家族構成や交遊関係、誕生日、好きな食べ物まで知られていたりするので、これはもう不気味な存在です。
スト一カーはいわゆる「狂気 」とは異なり、ボーダーライン人格障害という人格の歪みなので、表面上の付き合いでは普通の人と変わりません。
標的にされても犯罪スレスレの行為なので、警察も被害が出るまでなかなか動いてくれません。
身を守る法としては暖味な態度は避け自分の意向はきちんと伝えるべきですが、強く拒絶するのも相手を怒らせて危険です。
戸締りに注煮し、手紙等の証拠や無言電話の記録はとっておき、何よりストーキングされている事を早目に周囲の人々へ伝えておくきでしょう。
今の社会では欠かせないパソコンを通して色々な心の間題がおきています。例えば会社では報告書も電子メールですから、管理職や中高年従業員もカタカナの多い分厚いマニュアルを読む為に大変な思いをし、パソコン恐怖症になる事があります。
反対にコンビュータの二進法的な発想に同化し過ぎるコンピュータ過剰適応症の人もいて、この様な人が昇進して部下を持つと、他人の気持を読みとれない事が起き、対人関係に困難をきたし、うつ病や神経症になったりしています。
また最近ではインターネット中毒という人が増えています。インターネットを使って多くの見知らぬ人と画面だけのコミュニケーションに熱中し、その擬似的な人間関係や社会関係にのめり込み、現実の生活より気持ち良く感じ、現実の入間係が上手く行かなくなってしまうのです。
パソコン先進国のアメリカではこの様な人のリハビリにぺットを飼うのが最も有効であるとしています。
アプリ上では電子ペットが流行り、好きな時にゲームを止める事ができますが、生きたぺットを飼う事で食事や排便など日常の面倒な世話をしたり、毛の感触や匂いが教えてくれる生身の感覚の温もりを感じる事で、現実の生活を取り戻す事ができるというのです。
リラックスした時に多く出るアルファ波を意識的に出して心を落ち若かせる方法に、バイオフィードバック療法があります。
リクライニングの椅子に横になり、心地よい音楽を聴きながらリラックスしてくるとアルファ波がでて、頭部に付けた電極で読みとったのを音や光でフィードバックしてセルフコントロールの訓練をするというものです。
この療法を取り入れている佐久総合病院(長野県)の飯田俊穂・内科、心療内科医長は、普通の人は訓練の中で徐々にアルファ波が増えてくるのに、過労から体調を崩して診療に訪れる患者は、なぜか初めからアルファ波が沢山出る、アルファ波優位でこの改善法の説明に困るというのです。
普通人では、100から150点程度のアルファ波スコア(300点満点)が、心身症等の患者では、平和200点以上で、脳波の70%以上がアルファ波というのです。
こうした現象を飯田医師は「疲れに対する脳の抵抗」と捉え、ストレスが溜まって疲れの限界に達する前に、脳はアルファ波を盛んに発して、疲労の原因を回避させようとする為だとしています。
心身症で来る人はストレスに鈍感な人が多く、症状がでるまで身体に対して無理をし過労死の危険や、全身倦怠、抑うつ感の症状が出てから病院にくるのです。こうした人も心をリラックスさせ無意識でなく意識的にアルファ波を多く出せるようにして身体の疲労度の状態を分からせる訓練をするそうです。
徳島県の鳴門山上病院では、お年寄りの美と若さを引き出す行事をしてます。多くの女性患者は身体が不自由で、車椅子の人も多く、痴呆症状がかなり進行した人もいます。
しかし週に一度、皆で集まって看護師たちが取り囲み、にぎやかにお化粧会を始めると、お年寄りの表情に活気が戻ってくるのが はつきりと分かるとか。
同病院で行なつた調査では、化粧療法を始めてから89%の息者に表情の変化が見られ、35%が身だしなみに気を使い始め、27%の人のオムツが取れるという結果が出たそうです。
また男性患者も毎朝寝まきから服に着替える等、身だしなみを整える事でかなり効果が上がるようです。
化粧が心を活性化する事は様々な研究からも裏付けられていて、浜治世・同志社大学教授(感情心理学)は、うつ病・精神分裂病・アルツハイマー病患者に対して化粧を施し、前後の表情の変化や声の周波数の変化、問いかけに対する応答率を調べる実験を行なっています。
そしてほとんどの人は化粧後に声の周波数が高く明るくなるという結果が出ました。アルツハイマー病患者にも試みたところ、全てに無関心で口をきくこともなかった患者が、洋服を買って欲しいと言い出したり、一人で買い物に出かける様になった人もいました。
また、一般の女性673人に対してのアンケート調査によると60%以上の人が化粧によって「積極的になれる」「自信が持てる」「エレガントに振る据える」と答えています。
女性にとって化粧は社会的なもので、前向きな生き方をしようとする意欲を呼び起こす、大切なセレモニーなのかもしれません。
衛生という言葉がわが国に定看したのは明治8年に内務省に衛生局が設置されてからです。その頃は性病を始め、コレラ・ペスト、痛そう等の感染症が頻繁に流行していたのでその対策が最も重要な課題でした。
昭和12年に保健所法が公布され、平成9年4月1日交付から 地域保健法施行保健センター、福祉事務所等と統合され「保健福祉事務所」「福祉保健所」「保健福祉センター」「健康福祉センター」といった名称となっている所もあります。
その活動は感染症対策はもちろんの事公衆衛生の啓蒙、予防対策、衛生統計でした。
第2次大戦後も引きつづき伝染病対策が注目的でしたが、経済的に安定してくるに連れて、感染症による死亡率も次第に低下して平均寿命も大幅に延びていきました。
しかし激しい社会構造の変化によって健康を損なう新しい要因も増えていきました。経済性優先の施策は環境衛生の整備を遅らせ、公害という有り難くない世界語も作りました。
その対策も後手後手になり、今やそのツケを支払う時になっています。
大量消費社会の象徴でもある石油製品や化学物質によるがんや免疫疾患、経済的裕福さの象徴でもある栄養の過剰摂取による生活習慣病、高度技術社会による精神障害、エイズやO-157、サーズ、新型コロナウイルスのような感染症が公衆衛生の課題になってきました。
国際社会で地球が小さくなり交通機関が発達し人と物の大量移動が活発になると、地域限定の病気が世界に広がることになり、「輸入感染症」が問題になってきました。
例えば中央アフリカのエボラ出血熱、ラッサ熱・エイズなど致死率がたいへん高い病気が、風土病として限局されていれば良いのですが、その病原体が世界的に蔓延したら社会は大混乱に陥ります。
その最悪な事態を考えた健康危機管理体制の整備が必要になってきます。
この管理とは感染症、医薬品、など国民の生命、健康の安全を脅かす事態に対して健康被害の発生予防、改善等の対策をする事です。
アメリカ厚生省の疾病管理センター(CDC )ではこの業務を行い、感染症の発生をいち早く察知するための監視・分析(サーベイランス)を行い、国民へ情報を提供し、重大な健康危機が生じた場合には大きな役割をするのです。
日本の厚生労働省は血液製剤のHIV感染問題から国民の信頼は失墜しましたが、信頼を回復するためにも健康危機管理体制を再構築する段階にあります。
管理ができる人材の養成、調査研先体制の充実、さらに1897年に制定された伝染病予防法が廃止されて1998年(平成10年)10月2日に感染症法が制定されました。
2020年に新型コロナウイルスが発生しその間の法整備も進まず今回のコロナ過により我が国の感染症の危機管理能力の低い点が表に出た形となりました。
カビが最も発生しやすい場所は、風呂場です。繁殖しやすい温度、湿度で、人の垢や石鹸カスが栄養源になります。
それ以外では洗面所と台所ですが、暖房器具を使う居間でも多く発生しますし、寝室、押し入れ、結露を生じやすい北側の壁や窓、家具の背面やじゅうたんの裏、換気扇等至る所カビだらけです。
カビは悪食で植物系はもとより合成樹脂、接着剤、有機素材など家を構成している素材の大部分が好物なのです。
また、このカビを大好物にしているのがダニですので、快適な居住空間を維持するためにもカビは大敵です。カピとダニは繁殖条件が大変似ていますし、人体に及ぼす影響も似ています。
どちらも喘息、アレルギー性鼻炎、アレルギー性皮膚炎等を起こします。
対策として防カビ剤は多くの種類が市販されていますが、だいたいフェノール系殺菌剤で、アレルギーや皮膚障害を起こしやすく、さらに発がん性を指摘する報告もありますので、かえって危険です。
断熱性と気密性がよくなった最近の住居は、どうしても高湿度になりますので、対策としてこまめに掃除と換気をする事や布団などは温床になりますので日干が大切です。
また、カビ(真菌)が原因の真菌症は皮内真菌症と内蔵真菌症がありますが体力の弱っているお年寄りと乳幼児にとって内臓真菌症は致命的な危険がありますので、とくに注意が必要なのです。
保健所や役所に置いてあるパンフレットや小冊子の中に必ずあるのがエイズ関係のものです。内容としては感染予防の実際的なやり方やエイズにたいする言われない偏見や誤解をなくすために書かれています。
2021年の新規報告数は, HIV感染者742(男性712, 女性30), AIDS患者315(男性300, 女性15)です。
とはいえこれは届け出た数ですので、潜在的な患者数はこの数倍、数十倍とも言われています。最近の傾向として日本人の男性の国内感染が増えている事からも潜在的な患者数も増えていることが想像できます。
感染予防は簡単です。不特定多数との性交渉をしない事です。仮に相手がまだよく分からない間は必ずコンドームを使用します。
しかし万一感染が疑われる様な事があれば、ためらわずに保健所が医療機関で検養を受けることが大切です。エイズ検査の判定に腐して秘密は守られていますし、検査は匿名で受けられます。
またエイズ相談の内容についても秘密は完全に守られます。保健所で行われるエイズ検査はほとんどの地域で無料です。
世界のエイズの現状 UNAIDS(国連合同エイズ計画)とWHO(世界保健機関)は、2021年末現在、世界のHIV陽性患者数は3840万人、新規HIV感染者数は年間150万人、年間65万人がエイズによって命を落としたと報告です。近年感染者、死者数共減少傾向にあり正しい知識を持てば、なにも恐れる事は無いとも言えるのです。
MRSAに有効とされるバンコマイシンも効かない新たな耐性菌(VRE)が出現、院内感染が多数発生して問題になっています。
今日、病院・医院で感染症と診断されると極めて簡単に抗菌薬が出されます。
抗菌薬には、細菌の細胞壁や蛋白質の合成を妨害して死滅せる、ぺニシリンやストレプトマイシン等の抗生剤や、細菌のDNAの機能を妨害して殺すキノロン系の化学療法があり、各病原体に応じた作用と容量が決められています。
その薬理作用は様々に異なるので、各病原体に応じた抗菌薬を決められた量で規則正しく服薬しないと、体内の病巣で病原体を十分殺すだけの抗菌薬の濃度が得られません。
個人の判断で、強い薬だから控え目に飲もうとか、症状が無くなったからと言って直ぐに服薬を中止してしまうと、完全に死滅しなかった菌がまた増える事になります。
そこでまた薬を飲んで抑えると言った事を繰返す内、遺伝子の変異や新しい遺伝子の獲得により耐性を得た菌が選択され、各薬剤に対する耐性菌が出現する事になります。
一旦抗菌薬を使い始めたら、病原体を十分にやっつけたと確認されるまで、薬の便用を勝手に止める事は危険です。又、処方された抗菌薬を安易に家庭内で回し飲みする等すると耐性菌の家庭内感染の恐れもあるのです。