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水道水の危険性といえばトリハロメタンです。
本道水で発ガン性のあるトリハロメタンを発生させる前駆物質となるのは生活排水やし尿の処理水だけでなく、どんなに綺麗な上 流の水にも混じっている土壌中の腐食物質も含まれます。
もちろんプランクトンや、その排泄物も前駆物質となります。
これらが混じった原水は水道水となる時には塩素によって消毒されるわけですが、前駆物質が塩素と反応してトリハロメタンが発生するのです。
発生の度合いは水温、pH値、塩素の滞留時間や量に左右されますから、水の汚れがひど かったり(前駆物質が多い)、夏場水温が上昇したり、(藻の発生などで) pH値が高くなればトリハロメタンはより沢山生成されてしまうのです。
更に排水管が長ければければ残留した塩素にさらされる時間も長くなるので益々生成量が増えてしまうのです。
このトリハロメタンの除去はどんな浄水器でも完全に取り除く事はできません。しかし水道水を5分以上沸騰させればほとんどゼロになります。
また沸騰させれば塩素や沸点が低い他の化合物やカビ臭も無くなりますから、単純な方法ですがこれが一番の現実的なトリハロメタン際去といえるでしょう。
トリハロメタン一炭素には4コの元素がつきますが、1コが水素で残り3コがハロゲン(フツ粟、塩素、臭素、ヨウ素)元素である物質のことをトリハロメタンといいます。
代表的なトリハロメタンであるクロロホルムは炭素に水素Ⅰコと塩素3コがついたもの。その他のトリハロメタンも発ガン性が指摘されて問題となっています。