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清潔も過ぎると

2020.07.15 | Category: 環境問題

最近の傾向として清潔は時代のキ一ワードになり、抗菌グッズが流行ったり、消毒剤や除菌剤等も乱用さいます。

しかし、その鉄壁の衛生管理をあざ笑うかの様に、病原性大腸菌O-157卸の大流行が深劾な問題になっています。

元々大腸菌はヒトの消化を助けたり、ビダミン類を合成したりして、その代わり大腸菌は栄養をヒトからもらう、といった共生の菌です。

しかし日本では、水道水は大腸菌群は一個も検出をされてはいけない水質基準になっています。

更に抗生物質や殺菌剤の乱用等で大腸菌は生きる環境をどんどん奪われてしまったのです。

その結果、生きる環境を失った大腸菌は生存の道を探す過程でウイルスとの共生関係を結んだ為です。

しかしこのウイルスは赤痢菌とも共生関係を結んでいた為に、赤痢菌のべロ毒素を持つ病原性の大腸菌が生まれてしまったのです。

しかし正常な腸内細菌群がいれば、たとえO-157 が浸入しても腸内に定着しないといわれています。

実際、感染した児童のうち発症したのは12%に過ぎなかったという調査もあるのです。

O-l57が発症した国は、全て衛生管理の進んだ先進国ばかりで発展途上国では出現していないのです。


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