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シックハウス症候群

2020.07.13 | Category: 環境問題

新築住宅における室内環境汚染が問題となっています。住宅では、石油化学製品のビニールクロス製壁紙や合板の床、塗料や接着剤が多用されています。

そこから発生するホルムアルデヒドなどの揮発性有様化合物(VOC)が原因となって、眼や喉の痛み、頭痛、吐き気などを訴えるケースがあり、アトピー性皮膚炎が悪化するなどの被害が出ています。

これらの症状を訴える人は「化学物質過敏症」と呼ばれ、化学物質を大量に体内に取り入れた結果、身体が過敏性を獲得して発症するのです。

いったん過敏性を獲得すると、以後は微 量の化学物質にも反応するようになります。環境病のひとつともいわれ全国的に増加傾向にありま。

米国では90年代になって保険医療対象となったのですが日本ではまだまだ社会的に認知された病気ではありません。

WHO では健康に影響のないVOCの濃度として0.08ppmを設けています。日本ではこの基準を越える新築住宅が無いとも限りません。

新築住宅に住むことになったなら、入居前後の換気を十分に行なうことが大切で、市販されているというVOCを吸収する器具を利用するのも良いでしょう。


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