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遺伝子療法で最も多様な試みがされているのは癌で、癌の医療行為を見れば遺伝子療法が良く解ります。ひと口に遺伝子療法とは言っても、どの様に遺伝子を働かせようとするかのアイデアも様々です。アンチセンス療法と言われる物は有害な遺伝子が作る蛋白質の合成を抑制しようと言う物です。この考え方は、癌に限らず様々な遺伝子疾患に対して試みる事が出来るでしょう。また壊れてしまった癌の抑制遺伝子を補うという物や、癌遺伝子その物を抑制して癌の増殖や転移を押え込もうとする方法があります。更に免疫療法は抗癌免疫反応を強化するもので、数的にもこの方法が最も多く試みられています。本来は癌細胞も免疫機構によって抑えられている筈ですから、その免疫機構を強めて癌を押え込むと言うのは最も合理的な方法であるとも言えます。更に癌ならではの方法として、癌の化学療法に対して正常細胞その物に、抗癌剤に対する耐性を持たせようとする方法もあります。反対に癌細胞その物に薬剤に対する強い感受性を持たせ、アポトーシスを起こさせて自滅させようと言う医療行為も考えられています。
遺伝子療法には患者の細胞を体外から取り出し、試験管の中で遺伝子を組み込み再び注射で体りに戻す方法と、遺伝子を組み込んだベクター(運び屋:核の中こ遺伝子を運びこむウイルスの事)を直接体内に注入する方法があります。遺伝子療法の世界初の成功例は1990年アメリカで行われてアデノシンデアミナーゼ酵素欠損症(ADA)による重症複合免疫不全症の女児に対して前者の方法で行われました。後者の方法では「心臓の冠状動脈付近に血管を新生させる」と言う医療行為です。アデノウイルスを用いたベクターにVEGFと呼ばれる血管内皮細胞新生因子の遺伝子を導入し、これを心筋梗塞等で狭窄した血管付近の心筋に注射すると、2週間程で新しい血管が狭窄部位を避ける様にバイパスして新生し、心筋への血流量が完全に回復するほどの成績を上げているのです。又、実験段階ですが肝硬変のあるラットの筋肉に肝細胞の増殖を促す肝細胞増殖因子(HGF)を使った遺伝子療法が行われています。約8割のラットで肝硬変で肝細胞が破壊されて起きる繊維症が完全に消失し、残り2割にも繊維症が約80%消失したという報告があります。
DNAのA、T、G、Cの4つの塩基をコンピュータの演算素子に利用し、試験管の中で計算をするという、とてつもない考えが実現しつつあります。米国カリフォルニア大学のLM.エイドルマンは数学者でありコンピュータ科学者で、たまたま分子生物学を研究して、DNAポリメラーゼの働きと初期のコンピュータの働きの類似性に気付きました。情報を格納する方法と情報を操作する簡単な命令方法があればコンピュータが作れます。現在のコンピュータはメモリ上の0と1の列で情報を格納し、プロセット・チップでその情報を操作します。DNAコンピュータはDNAに情報を格納し、ポリメラーゼやリガーゼで情報を操作するのです。エイドルマンはハイテク器材(DNAポリメラーゼ、リガーゼ、ヌクレアーゼ、ゲル電気泳動装置、試験管)を使って、「ハミルトン経路問題」と言った、現在のコンピュータが苦手とする一種の一筆書き問題を解く事に成功しています。このDNAコンピュータの利点は情報格納能力で、なんと1gのDNAの中にCD3兆枚分の情報をしまい込めます。その並列度は、スプーン15分のl杯の溶液中で10の4乗個が同時に結合出来、現在のスーパーコンピュータよりもずっと速いのです。いち早く目を付けたNEC北米研究所はDNAコンピュータで世界初の特許を取得しました。
うつ病は誰にもかかるリスクのある病気です。あえてかかる可能性のある予備軍の方は
私は絶対にかからないそんなに弱くない、かかる人はこころが弱い人がなる病気だ。
と思い込が強い方、一見他人からは気丈なしっかり者タイプな方が危険です。
こころは理性や意思の力でコントロールできるものではありません。
人は意思や意識の中で生きていますのでどうしても存在意識や無意識、しまい込んだ
情動を放置するか、もっとひどい場合は感覚として持ち合わせないです、
つまり意識以外は認識がないのです。
多くの芸能人がうつを最近は告白する様になりました。
私はうつに以前かかっていました。うつにかかっています。
一様に皆様自分がうつにかかるとはまったく思わなかったと言っています。
うつになりやすい方の特徴
この中でいくつあてはまる項目がありますか?しかし例え全部があてはまってっても悲観する事はありません。これって悪い事でしょうか?
全精神疾患に対する病名グラフを見ると良く分かりますが、
不安障害
うつ病
統合失調症
の比率が高いのが分かります。これは先天的に生まれながらにというよりものちのちに起きてきたものだとが読み取れます。
これらはストレスとの関係が疑われる病気なのです。そこまでは理解して頂けましたでしょうか?
上の図でうつ病と統合失調症だけを抜き出してみると現代社会がいかにストレス社会化がより明確化してきます。 統合失調症はほぼ横ばいなのに対してうつ病の方は右肩上がりなのが分かります。
リストラや仕事も能力主義などより過酷になってきています。
。
現代社会はストレス社会と称されますが、それに毎日さらされています。
気の消耗は直ぐには現象としては現れません。しだいに少しずつ自身に影響を与え続けてそして大きな問題になるのです。
病気ではゆっくりと進行し自覚がないもので古くは結核・現代はAIDSが恐れられています。
長期になればなるほどお薬も長く服用していますし、脳自体の機能的疾患から器質的疾患へと病態自体が同じ病名であっても深刻化します。
統合失調症の場合などは言語が変わり解読不明の言語がその方の公用語になり、器質的な損傷もより大きくなっています。
うつ病かそうでないかの判断は自分自身ではなかなか出来ないものです。
なぜなら「私はうつでは無い」「そんな筈は無い」「そうあって欲しい」と考えますし、そう思い込たい気持もあります。
この他にも喉に異物感がある場合や胸が苦しくなったり、体の各所が痛くなったりと体に出る場合もあります。
心身症などが本人と施術家の当事者同士がうつからの痛みと気付いていない場合すらあります。
その場合はこころに患者さんの目が向いていないので体にしか向かない方がこのタイプです。 からだに向ける関心をこころにも均等にもって自身をもっと大切にする事です。
気が不足すると元々気が流れる体が正常なのですから回復力やありとあらゆる面で正常ではなくなります。
現代医学は病名を付けて分類医学、診断医学で病名や病気にスポットをあてます。しかし病気は全部ではありません。すべてでは無く一部分なのです。現象なのですその方の人生そのものがすべてに関わってひとつの物語を形成しています。
例えで言うと一人の人格が骨格系の病気と内科系のふたつの病気を持っていたとしましょう。それが100人のグループを形成していたとします。
まったく同じ深刻度であったと仮定しましょう。すると全員が骨格系を主訴とするでしょうか?
それぞれの感覚や感情や環境により複数の病気でも優先順位も変わってきます。
そもそもこころの病とは何でしょう?
結論からいえば気が病んだ状態にあります。
まず気が不足してからだを気が巡っていない状態にあります。
西洋医学で言うなら神経伝達物質のアドレナリン、ノルアドレナリン、エピネフィリンなどの本来の伝達物質の過剰・過不足の状態にあります。
多くの施術家は気を考えていません。
マニュアル的な
これを全て実行したとしても気が不足していたのでは変わりません。
人の病気は物語です。
病名は断片的なものでしかありません。例えば本来の持って生まれた生真面目な人が考え方一つでがらっと変わってなるようになるさ的な性格になった事はありません。一人ひとりの物語は価値があり、尊いものです。もし今までの生き方を否定するのであればそれこそ自己の破たんが生じます。
人はみな一生懸命生きています。今までの生き方を尊重してやがて老いた時に自分なりの達成感や終着感があればよいのです。
自然界に従い己をゆがめる事なく気を養い取り入れて回復を図る。
そして元気が少し出てきてから改善するプログラムが効果を発揮するのです。
気が不足していると何をするにもやる気が起きません。
人を精密な時計と例えてみましょう正確に自律神経学的な働きとホルモン分泌を粛々と自律的に行っています。時計では電池の電圧が下がってくると止まらないまでも不安定な動きが起こります。リモコン関係も同じです。故障かなと思って電池交換をして単に電池切れだったんだと分かった経験をお持ちの方も多いと思います。
例えであって電池切れと一緒にしているわけではありませんが、世界的ヒーラのベティシャインは気をエネルギーを電気に近いと言っています。私は波動により近いと思っています。
もう一度整理するとひとつひとつの理由で睡眠不足が運動不足が・・原因ではありません。 それらは自然界のルールなのです。自然界ルールから外れれば外れるほど気を失って行きます。
当然物語には邪気が含まれます。精神科の先生がクライアントの話に同調してはいけないと、知らず知らずにかぶってくると言います。
邪気を減らし清らかな気を得る事を第一に考えましょう。
椎間板ヘルニアになる仕組みを説明しよう。
お医者さんで椎間板ヘルニアと診断された人は“じゃーどうしてなったのか?”と疑問を持ちます。お医者さんからの説明では上から脊柱が押されて椎間板が後方に押し出されて脱出したものだとか、腰をかがめた為に椎間板は前が狭くなり、後ろ側が広がる為に椎間板の髄核が後方に押し出されたものであると、今の医学界は言っています。
さて本当にそうでしょうか?重いものを持たなくても椎間板になる患者さんはいます。また前屈ばかりしていなくても椎間板ヘルニアになっています。すると、医者は重力荷重の原因だと言います。何かの直接的な原因をつけています。しかし腰痛の80%は原因不明とわけのわからない説明をしている現状があります。あなたは太りすぎなので荷重が腰にかかりなおかつ前方にお腹の重さに引っ張られて腰痛を引き起こされますと言ったりもします。
痩せている人には内臓脂肪が不足しているので腰椎を支えている脂肪層が無いので腰の骨に直接負担がかかり腰痛になりやすいだとか、その人に合った言い訳をしています。
私がヘルニアの原因とするのは多裂筋等の腰椎支持筋の過緊張が原因です。
本来椎間板は弾力があり前屈後屈に対して髄核は腰の状況に応じて自由に移動しながら腰の動きを助ける働きをしています。しかし腰椎支持靭帯の過緊張により椎間板が腰椎椎体から上方向下方向から圧迫を受けて本来の弾力のある動きができないでいます。何事も無くそのままであればよいのですが、前屈した状況がら通常に戻る時に本来なら上の椎体が緩みで椎間板から押し上げられるような形で上がります。しかし多裂筋等の緊張がある腰は緩みが無くそのままの態勢で腰を起こします。すると椎体が椎間板を挟み込む形になって締め上げ椎間板の髄核を強く挟み込む形になるのです。
普通に考えると腰の筋肉が原因と思われるでしょうが、脊柱起立筋群は腰痛の原因ではありません。画像で見ていただくと分かりますが、腰椎椎体に直接付着していません。寿司でいうとシャリの上にマグロのネタが乗っかっているような物です。
腰椎に付着する筋群靭帯これが椎間板ヘルニアの原因です。
実際に別の記事に書きましたが、介助ロボットで60キロの重さを持ち上げた時に体に装着する機械の総重量は30キロとなり結果90キロの負担増になりますが、介助ロボットを発明した東京理科大学の教授によると、人間の腰椎の耐えられる重さは340キロであって、90キロ位はどって事ないのだそうです。
ヘルニアの原因は自己の腰椎の支えようとした締め上げた自己筋力でヘルニアとなっているとした記事を以前書きましたが、締め上げた腰の筋力がヘルニアの原因なのです。
ただ腰椎に付いた支持筋が緊張するだけでは椎間板ヘルニアは起きません。夜中に布団の中で寝ていて急に椎間板ヘルニアになったりせずに、必ず屈曲した姿勢から戻る体制つまり軽度伸展位になる状況が腰に負担がかかるのです。
腰の進展と言うと、腰を反る姿勢イナバウアーをイメージしますが、通常人は前屈はしてもスポーツや体操をしている人以外は大きく腰を反る動作等する事はまずありません。ここでの進展動作とは屈曲位から戻る動作の事を指します。
その動作で十分に万力のごとく椎間板を挟み込み髄核の後方に押しやる原因となるのです。ですので椎間板ヘルニアとは徐々に徐々になっていくイメージではなく一瞬にして起こります。一旦ヘルニアになるとあとは日常症状を悪化させる、進行させる状況を毎日繰り返す事によって軽症→中傷→重症となっていくだけです。
当院では多裂筋等の関節支持靭帯の緩みを起こさせて挟み込む状況を取り除く事をしてなおかつ姿勢矯正を行う事で椎間板が本来の位置に戻り易く移動が可能な状況を作りだすのです。
もっと原因は多岐に渡って原因はあるのですが、一般の人がわかるようにできるだけシンプルな考えにしてみました。誤解が生まれない様にまた腰痛の原因に関しては記事の追加をしていきたいと思います。
最近は来院される方の腰痛原因が脊柱管狭窄症が多くなって来ています。
これは私が病名を付けたのでは無く問診票での「記載された病名」です。患者さんは整体院を第一に来る事は少なく、まずは整形外科に行くのが普通です。患者さんは何かあると、病院に行って「レントゲン」を撮ってもらわないと、「お薬」をもらわないと、病院に行くのです。
そこで病院では私が若い頃は誰でもどんな状態の人でも「椎間板ヘルニア」に仕立て上げていたのですが、最近の医者は「脊柱管狭窄症」に仕立て上げます。
病気の原因は昔と今同じ人間のハズなのに「今の流行り」は「脊柱管狭窄症」で多くの患者さんに「脊柱管狭窄症」が付けられています。
昔は「脊柱管狭窄症」の定義は狭義の定義だったものが、今は何でもかんでも「脊柱管狭窄症」にしている、医者が多いのに閉口します。
患者さんに「脊柱管狭窄症の可能性もあります。」「脊柱管が狭くなっていますこれが痛みの原因ですね」「脊柱管狭窄症の可能性があります」「脊柱管狭窄症気味です」とか「あなたは脊柱管狭窄症です」と言う医者や「脊柱管ほにゃらら・・・」と脊柱管狭窄症を患者さんに告げるのです。
当然整形外科に通っても一向に「脊柱管狭窄症」が改善しないので、当院に来るのです。
最近の症例のお話をしましょう。
男性49歳で腰部の痛み、間欠性跛行(1000~500歩が限界)仰向けで寝ると右臀部の痛み。MRI/レントゲン、大学病院でリリカ他を飲むが変化無、すぐ近くの人であるにも関わらず、4回ほど休まないと来院できない、状態。
施術2回目で休み無で一度も休まないで当院まで来れる様になる。
施術3回目で走って来るようになる、汗をかくので待合室で服を着替えます
施術4回目会話 患者さん:「先生痛みがまったく無いんですけど、これって改善したって事ですかね~」 私:「そうじゃないですか~」漫談の様な会話をしています。
今回の患者さんは49歳とまだ年齢も若く80歳代の人とは施術に対する反応も違いますが、医者の診断自体と医療行為(痛み止め、湿布、安静)が間違っていたのです。
骨格の関連する病気は骨格へのアプローチが必要なのです。
痛みは腰が痛ければ腰が悪い、肩が痛ければ肩が悪い、と思いがちです。
実際痛い所=原因
に思ってしまいがちですが、これは事実とはだいぶ違います。患者さんで右の足首を触って施術をしていると右手首にとたんに痛みが出たり。股関節を触れると肩甲骨から首筋に痛みが出たり、臨床では一見まったくかけ離れた場所に疼痛が出たり、改善ポイントがあったりします。
アナトミートレインやテンセグリティは臨床ではとても役立つ施術法といえます。最近は足関節とクレニアルがやはり改善の中で患部の施術の他に必要だと感じています。まずまともと構造上感じる患者さんはいません。
テンセグリティ理論によって以前よりだいぶ時短で痛みを取る事を覚えて自信をもって施術をしています。
当院ではセルフメンテナンスの指導もまずはアナトミーの説明をしてリリースの目的を理解していただきそれから自宅でできる各種リリース方法を指導しています。
それでもやはり患者様は痛い所を重点にやってしまいます。先週の方はかなりの痛みがある方で痛い側をそこばかり「グリグリ」やっていたそうです。当然痛みは改善しないで痛かったそうですが、私の指導した通りに反対側の「腸脛靭帯」もやってくださっていますか?と尋ねると「やってなかったです、痛い側ばかりやってました」との事です。
反対側の部分も行う様に指導して週が変わり来院してから患者さんはすぐに「さっそく反対側をしたら、だいぶ楽になり効きました」との事、私は良かったですね^^これからはリリースポイントは最初にお話した場所に変えずに行ってくださいね、と説明しました。
テンセグリティを気にかけて施術すると弱い力で「こんな所に痛みが出るのか」と体の不思議を感じます。そんな人も例えば指圧のような強い刺激ですと当然局所の刺激の方が優先して感覚として認識されますので、単純に押した所が痛い、押した所が痛気持ちいい等と反応や反射もその様になります。
つまり 刺激=反応も刺激場所
となるのです。なので中刺激や強刺激を行っている先生にとっては
触れて5㎝持ち上げただけで、まったくかけ離れた場所に痛みが出たりするテンセグリティの感覚は分からないと思います。
しかしそれでは患者さんは不幸です。痛い所が悪いと永遠に同じ所を強押しや中押しをし続けるだけなのですから・・・
テンセグリティを患者さんと先生が共有して痛みを見つけロック解除をするだけなのに。それが分からないとは。