- Blog記事一覧 -7月, 2020 | 伊勢原市笠窪 鶴巻温泉治療院 - Part 2の記事一覧

7月, 2020 | 伊勢原市笠窪 鶴巻温泉治療院 - Part 2の記事一覧

がんの痛み

2020.07.21 | Category: がん

ガンになると激痛に苦しみながら死を迎えなければなら無いという恐怖がひときわガンを悲惨なものにしています。

しかし今やガンの痛みはコントロールが可能です。1986年には「WHO方式がん疼痛法」(がんの痛みからの解放)が発表されており、今では各国でこの方式がガン患者の痛みの改善法として標準的になっています。この方式では

軽度の痛み=非オピオイド
(アスピリン、その他非ステロイド性消炎鎮痛薬)
軽~中度の痛み=弱オピオイド
(コディンなどの中枢に作用する鎮痛薬)
中~強度の痛み=強オピオイド
(モルヒネなど中枢に強く作用する鎮痛薬)                            )

等を使います。モルヒ本は中毒になるという事で日本では未だに使用を警戒される事が多いのですが、WHOの方式に従えば精神的依存は稀にしか生じないと判明しています。

又痛みのコントロールの場合重要なのは患者の余生の長さによって鎮痛薬 を選ぶのではなく、あくまでも痛みの強さによって、出来るだけ経口的に、必要十分な量で使われなければなりません。

しかもガンが末期になってケアを始めるのではなく、ガンと診断された時点から嘔気、全身倦怠、食欲不振対策等と供に緩和ケアを始めるべきで、それでこそ患者のQOLが保証がされると言うわけです。

環境ホルモン

2020.07.20 | Category: 環境問題

環境ホルモンは、エストロゲン様化字物質、内分泌かく乱化学物質、ホルモン阻害化学物質ともいわれています。

化学物質の中で女性ホルモンと同じ様な働きをする物は、現在のところ約70種見つかってます。

ゴミ処理場などで問題になっているダイオキシン類やプラスチック原材料のビスフェノールAやある種のPCB、カドミウム、鉛、有機氷眼、有機スズ、洗浄剤や酸化防止剤に使用されているアルキルフェノール等です。

しかしこれらの合成科学物質は約8万種の中で確認された物の中の正に氷山の一角なのです。

人類が地球環境に撒き散らした合成化学物質は、現在もなお増え続けています。

1991年7月にこの問題はアメリカのウィングスプレッドで多方面の専門家によって討議されて以来、地球環境と人類の危機として多くの専門家が研究を続けています。

この環境ホルモンの身体への影響として特に注目されているのは生殖異常と問題行動の二点です。野性生物への影響が確認きれているのは次の通りです。

鳥と魚類における甲状腺機能不全・鳥、魚、貝および哺乳類の生殖能力減退・鳥、魚、カメの孵化率低下と先天性欠損・鳥、魚、哺乳類における新陳代謝異常・鳥の異常行動・鳥、魚、哺乳類のオスのメス化・鳥、魚のメスのオス化・鳥および哺乳類の免疫不全・

更にスウェーデンの研究では人間の精子がこの20年間に1ccあたり1億個あったものが6000万個に減少しているというデータもあり、更に様々な国々で精子の減少が続いています。

また、問題行動としては動物実験で環境ホルモンの影響による異常な性衝動や高い攻撃性や子育て放棄等があります。

最近の先進国(高濃度の環境汚染エリア)社会で起こっている青少年による犯罪やいじめ、家庭内暴力、幼児虐待、子育て放棄等の現象も環境ホルモンの影響があるのではないかと一部の専門家は指摘しています。

自然環境を破壊し合成化学物質で汚染しつづけたツケが露呈し始めてきたのです。環境ホルモンは人間社会の内部崩壊を招くばかりで無く地球の生態系破壊と人類絶滅という最悪のシナリオも提示しているのです。

海洋汚染の最強の毒物

2020.07.19 | Category: 環境問題

海洋汚染の最強の毒物といわれているのが有機スズ化合物(トリプチスズ)です。

1980年にフランスの養殖カキが大西洋岸のアルカション湾で大量に死に、その原因を究明するなかで浮かんだのが有機スズ化合物だったのです。

これ以降アメリカや英国や日本でも原因不明のバイガイや魚の大量死がありました。

環境庁が1985年に行った「生物モニタリング調査」で多くの場所からこの有機スズが検出されたのです。

現在は「劇物」に指定きれていまずが、それ以前は防カビ剤としておしめカバ一 下着などの日用品にも使用されてました。

しかしこの有機スズ化合物は軍艦、商船、タンカーなどの船底の塗料として使用され続けたのでした。船底にこびりつくフジッボの幼生やアオノリの胞子を簡単に殺すことができるからです。

そして一回有機スズ塗料を塗ると5~6 年は持つという高い経済性からなかなか全面禁止にはならず1990年にようやく禁止となりました。

プラスチックと環境ホルモン

2020.07.18 | Category: 環境問題

環境保護団体のグリーンピースは、欧米など17ケ国で塩化ビ ニール性のおもちゃや歯固めを使わないようにと呼びかけています。

問題としているのは、塩化ビニールの樹脂に軟らかさと弾力を与える可塑材として添加されているフタル酸エステルで、女性ホルモンのエストロゲンと似た働きをし、生殖障害を起こす環境ホルモンの一種だからです。

デンマーク環境庁やオランダ保健省の実験によると、乳幼児が歯固めやおもちゃを噛んだり舐めたりすると、フタル酸エステルが唾液に溶け出すというのです。それにも増して気になるものに、学校給食で使われている、ポリカーボネート(PC)製の食器があります。

このプラスチックは衝撃に強くコストも安いのですが、原料としてビスフェノールAという化学物質を使用 しているのが問題です。

環境庁が認定した7O種の環境ホルモンの内、唯一これ以上摂取しては危険だという、取り締まり基準値が設けられている猛毒なのです。

プラスチック製容器に関して米国では、保管方法やどの食材の場合は何度の熱で何分間熱するなどと、20項目もの厳しい使用基準が設けられています。

日本ではプラスチック製品の安全性を確保するための具体的な規格が「食品、添加物等の規格基準」として昭和34年に(厚生省告示第370号として)定められました。

この規格基準はその後逐次改正され、「合成樹脂製器具又は容器包装の規格基準」(最終改正平成18年3月31日厚生労働省告示第201号)として個別規格が定められています。

ダイオキシン

2020.07.17 | Category: 環境問題

史上,最強の猛毒といわれているダイオキシンはべトナムで使われた枯葉剤でよく知られるようになりました。最近では人の母乳からも検出され、パニックに陥れています。

このダイオキシシというのはDDTやPCBと同様にエストロゲンに似た働きを持つ有機塩素系の環境ホルモシのひとつです。

しかしその毒性はDDTの1000倍以上、強い発がん性や催奇形性を持っています。

しかも分解されないのでいつまでも環境の中に残留し、生物の中に取り込まれて生物農縮がおこり、食物連鎖で上位の捕食者ほど濃縮力が起こる事になります。

日本中のゴミ焼却所からは年間1.3~10kg(誤算によってバラツキがあります)が排出されていると考えられていますが、焼却炉から発生ずるだけでなく、専門家にも”汚染源はまだ半分も分かっていない”というほどに謎が多い物質です。

ダイオキシシはそもそれ自体を目的として合成したのではありません,他の化学物質合成の副産物として生まれた物で異性体は70以上もあり、プラスチック等に限らず塩素を含む物質を燃やせば発生する可能性があります。

ドイツでは1990年に0.1 ng-TEQとしましたが日本では廃棄物焼却炉4t/h以上既設施設基準1 ng-TEQ/m3N新設施設基準0.1ng-TEQ/m3Nと規制値が甘く設定されています。

ダイオギシシの毒性
急性      死亡
催奇形性  シャム双生児、四肢異常、口蓋裂・無脳症 ・無眼症、斜視
生殖障害  流産、死産、子宮内膜症、性行動異常、精子数減少
発がん、胸腺萎縮、脾臓萎縮、造血障害、免疫力低下、皮膚炎、

低周波と不定愁訴

2020.07.16 | Category: 環境問題

低周波器を使用している先生も多いと思いますが、この低周波が身体に悪影響を与える事があります。

100ヘルツ以下の低周波は 人間の聴覚では聞き取れ無い音です。

その発生源は身近に沢山あります。もちろん、自然現象の地震、雷、風、大きな波でも生まれますが、エ場の機械類、自動車、 電車、飛行機、エアコン、冷凍庫など発生源は増続けています。

騒音規制はありますが、低周波音はほとんど考慮されていないのが現状です。

例えば、騒音対策をした道路や鉄道の沿線住民に様々な不定愁訴がでて、始めてその原因が低周波である事が突き止められた例もあります。

例えば活動時のベータ波は14から34ヘルツですが、脳は優れたセンサー機能を持っていますからその影響は直接脳に伝わって行きます。

ですからもし外部からこの振動を感じた場合安眠を妨げたり動悸やイライラの原因になる事もうなずけます。

そしてこの低周波は反射や吸収が少なく発生源からかなり離れていても伝わるそうです。なかなか改善しない不定愁訴をもった患者さんは生活環境にも注意を払う事が必要かもしれません。

特に上腹部の違和感や横隔膜の振動を感じている場合は低周波の影響が考えられます。

清潔も過ぎると

2020.07.15 | Category: 環境問題

最近の傾向として清潔は時代のキ一ワードになり、抗菌グッズが流行ったり、消毒剤や除菌剤等も乱用さいます。

しかし、その鉄壁の衛生管理をあざ笑うかの様に、病原性大腸菌O-157卸の大流行が深劾な問題になっています。

元々大腸菌はヒトの消化を助けたり、ビダミン類を合成したりして、その代わり大腸菌は栄養をヒトからもらう、といった共生の菌です。

しかし日本では、水道水は大腸菌群は一個も検出をされてはいけない水質基準になっています。

更に抗生物質や殺菌剤の乱用等で大腸菌は生きる環境をどんどん奪われてしまったのです。

その結果、生きる環境を失った大腸菌は生存の道を探す過程でウイルスとの共生関係を結んだ為です。

しかしこのウイルスは赤痢菌とも共生関係を結んでいた為に、赤痢菌のべロ毒素を持つ病原性の大腸菌が生まれてしまったのです。

しかし正常な腸内細菌群がいれば、たとえO-157 が浸入しても腸内に定着しないといわれています。

実際、感染した児童のうち発症したのは12%に過ぎなかったという調査もあるのです。

O-l57が発症した国は、全て衛生管理の進んだ先進国ばかりで発展途上国では出現していないのです。

トリハロメタン

2020.07.14 | Category: 環境問題

水道水の危険性といえばトリハロメタンです。

本道水で発ガン性のあるトリハロメタンを発生させる前駆物質となるのは生活排水やし尿の処理水だけでなく、どんなに綺麗な上 流の水にも混じっている土壌中の腐食物質も含まれます。

もちろんプランクトンや、その排泄物も前駆物質となります。

これらが混じった原水は水道水となる時には塩素によって消毒されるわけですが、前駆物質が塩素と反応してトリハロメタンが発生するのです。

発生の度合いは水温、pH値、塩素の滞留時間や量に左右されますから、水の汚れがひど かったり(前駆物質が多い)、夏場水温が上昇したり、(藻の発生などで) pH値が高くなればトリハロメタンはより沢山生成されてしまうのです。

更に排水管が長ければければ残留した塩素にさらされる時間も長くなるので益々生成量が増えてしまうのです。

このトリハロメタンの除去はどんな浄水器でも完全に取り除く事はできません。しかし水道水を5分以上沸騰させればほとんどゼロになります。

また沸騰させれば塩素や沸点が低い他の化合物やカビ臭も無くなりますから、単純な方法ですがこれが一番の現実的なトリハロメタン際去といえるでしょう。

トリハロメタン一炭素には4コの元素がつきますが、1コが水素で残り3コがハロゲン(フツ粟、塩素、臭素、ヨウ素)元素である物質のことをトリハロメタンといいます。

代表的なトリハロメタンであるクロロホルムは炭素に水素Ⅰコと塩素3コがついたもの。その他のトリハロメタンも発ガン性が指摘されて問題となっています。

シックハウス症候群

2020.07.13 | Category: 環境問題

新築住宅における室内環境汚染が問題となっています。住宅では、石油化学製品のビニールクロス製壁紙や合板の床、塗料や接着剤が多用されています。

そこから発生するホルムアルデヒドなどの揮発性有様化合物(VOC)が原因となって、眼や喉の痛み、頭痛、吐き気などを訴えるケースがあり、アトピー性皮膚炎が悪化するなどの被害が出ています。

これらの症状を訴える人は「化学物質過敏症」と呼ばれ、化学物質を大量に体内に取り入れた結果、身体が過敏性を獲得して発症するのです。

いったん過敏性を獲得すると、以後は微 量の化学物質にも反応するようになります。環境病のひとつともいわれ全国的に増加傾向にありま。

米国では90年代になって保険医療対象となったのですが日本ではまだまだ社会的に認知された病気ではありません。

WHO では健康に影響のないVOCの濃度として0.08ppmを設けています。日本ではこの基準を越える新築住宅が無いとも限りません。

新築住宅に住むことになったなら、入居前後の換気を十分に行なうことが大切で、市販されているというVOCを吸収する器具を利用するのも良いでしょう。

両刃の剣合成窒素肥料

2020.07.12 | Category: 環境問題

窒素と水素を合成させてアンモニアを作り、合成窒素肥料が作られるようになると植物性の食物は飛躍的に増産できるようになりました。

しかし大量の窒素が土壌に加えられる事で環境にとっては色々な害が出てきました。

土壌に残った合成窒素肥料由来の硝酸塩は、土壌そのものを酸性化させるので重金属が溶け出たり微量栄養分が失われて貧しい土壌になって行きます。

また窒素肥料を食べた土壌の微生物は一酸化窒素を大気に放出することになりますが、その量は工場や自動車等が排出する量よりも多いとみなされています。

しかも硝酸塩は水に溶けやすいので河川や湖沼、最後には海に入って「富栄養化」をもたらして藻やバクテリアを大量に発生させます。

すると水中は酸欠となり魚を始め様々な生き物が棲息できなくなるのです。硝酸塩として人の体に入るとへモグロビンに異常を起こしたり、がんを発生させる危険性も指摘されています。

しかし現在使われている合成窒素肥料は現在人類が摂取している蛋白質中の窒素の3分の1をまかなっているとの試算もあります。

特に耕地が少なく人口の多い途上国では食物の生産は死活問題で、合成窒素肥料に依存せざるを得ないとのが現状です。

当院のスケジュール