- Blog記事一覧 -7月, 2020 | 伊勢原市笠窪 鶴巻温泉治療院 - Part 3の記事一覧
7月, 2020 | 伊勢原市笠窪 鶴巻温泉治療院 - Part 3の記事一覧
電化製品からでる電磁波の人体への影響が心配されています。この問題が注目を集めたのは携帯電話です。
2012/05/19 総務省が18日発表した2011年度末の電気通信サービスの加入状況によると、携帯電話の普及率が初めて100%を超えた事が分かりました。
その電話からでる電磁波の影響で、脳腫瘍になったという訴訟問題がアメリカで起きたのです。
更に病院内での医療機器や飛行機の操縦機器の誤作動を起こして問題にもなりました。
電磁波とは太陽や蛍光灯などの照明機器から出る光や、テレビ、ラジオに使われる電波をいいます。
電流が変化して流れている場合、その周囲には必ず電磁波が発生しているのですが、特に問題になるのが高エネルギーで低周波の電磁波です。
携帯電話の場合にはアンテナ部分から強力な電磁波が発生します。次にテレビやパソコンのディスプレイ、電子レンジ、電気毛布等があります。
人間は細胞分裂を繰り返しますが、細胞に電流が流れると分裂速度を速めたり、更に遺伝子情報報を伝達するDN Aに異常をきたしがん細胞になる事があると報告しています。
以前、雑菌の繁殖と足の臭いな抑えるという抗菌靴下が発売されヒット商品となりました。
その後続々と、衣料品・寝具・文具・台所用品・日用品に抗菌商品が登場し、うたい文句も「抗菌」「防虫」「防臭」「防カビ」となっていて、その言葉の持つ清潔感が消費者に強くアピールして、非常に人気が高いそうです。
今では日用品の多くに抗菌処理が施され、ロの中に人る歯プラシにさえも抗菌製品があります。
抗菌処理された文具類で実際に効果を試した研究がありますが、プラスチックの類ではほとんど抗菌効果は認められ無かったとか。化学物質が抗菌効果を発揮するには、空気中に揮発するか、水や溶剤に溶け出すかの2通りしかありません。
プラスチックではどちらも行なわれないため、効果が得られないのです。効果があるとなると逆に体に悪影響もあるわけで、抗菌加工の薬品には変異原性のある防カビ剤が使用されています。
最も問題なのが和風の生活に欠かせない畳で、日本工業規格で全ての畳に防虫処理をする事が規定されているのです。
高周波を照射する方法もありますが高価なのでほとんどが薬剤処理されています。
薬剤は有機リン系のフェニトロチオンやフェニチオン、ナフタリン、ダイアジノ ン等が高濃度 に使用され、序々に揮発して免疫力を低下させたり自律神経に影響を与えたりします。
真新しい青畳の上に赤ちゃんをハイハイさせるのは、農薬散布した畑で子供を遊ばせる位に危険な事なのです。
毎年花粉症患者が増えています。外部環境の原因としてスギ花粉と大気汚染がいわれていますが、身体の内因として花粉症と寄生虫の因果関係を指摘したのが寄生虫学者の藤田紘一郎さんです。
日本では寄生虫は予防衛生の最重要課題として昭和6年から取りあげられ、現在では保虫者はごく稀になっています。
その代わりに現れたのが花粉症やアトピー、気管支喘息等のアレルギー症でした。このアレルギ一反応とは、抗原が侵入すると肥満細胞や好塩基球が破れ、ヒスタミンやセロトニンやスローリアクティブ・サブスタンスAが飛び出て炎症反応,を起こす事です。
肥満細胞の表面にはIgE抗体と親和性のあるレセプターがありますが、そこに抗体と抗原の結合物がくっつくと破れる仕組みになっています。
しかし、寄生虫に感染していると、体内の中でIgE抗体がどんどん作られて、その抗体が肥満細胞や好塩基球に殺到してレセプターを覆いつくしてしまいます。
例えスギ花粉やダニ等に対するIgE抗体が作られてスギ花粉やダニと結合しても肥満細胞のレセプターは塞がれている為に付着する場所が無くなりアレルギ一反応は起こらなくなります。
藤田さんは寄生虫の分泌、排泄液からIgE抗体を誘導する物質ESCの精製に成功し、この物質がアレルギ一反応の抑制の改善薬として可能性があると言っています。
オゾンは10~15km上空に約30㎞の厚さで層を構成していて、太陽からの強い紫外線をプロックしています。
地球上の酸素は元々生物の光合成によって作られているのですから、このオゾン層は地球上の生物が長 年かかって自ら作った紫外線防護壁ともいえるでしょう。
近年このオゾン層が破壊されてオゾンの量は過去5年間で37%も減少しているといわれています。
その為地上に達する紫外線の量が増えた為と思われる皮膚がんの増加が報告されています。
その張本人とみられているがフロンで、このフロンは化学的に安定で非腐食性、非燃焼性、毒性も低い等非常に便利な物質なので冷房の冷媒や噴霧剤、溶媒、フッ素樹脂の原料など実に様々なものに使われてきたのです。
確かにフロ ンは成層圏まで達してオゾンを破壊していますが、しかしオゾンを壊すのはフロンに限りません。
オゾンは可視光線や紫外線によって分解されたり生成したりしていますが、この反応は遅いのでオゾン層として安定しています。
しかし窒素酸化物や水素酸化物、塩素酸化物は微量でも触媒反応によって非常な勢いでオゾンを壊します。
飛行機から排気された窒素酸化物は直接成層圏に届きますし、地上の化石燃料の燃焼によって生成された二酸化炭素も、土壌に撒かれた窒素肥料も窒素酸化物になって上空に達してオゾン層を壊すのです。
ですからフロンだけに限らず土壌、大気の悪化によってもオゾン層はダメージを受けているのです。
地球の温暖化が世界的に問題になると共に、企業にとっても環境対策は経営の最重要課題になってきました。
欧米では環境保護に積極的な企業の製品を購入する「グリーン購入」 という動きがあるそうです。そのために日本の企業ではISO14000S という認証取得に力を入れています。
ISOとは工業製品の規格を国際的に決める国際標準化機構でジュネーブ に本部を置く非政府機関です。
規格のうち14000シリーズは企業の環境管理・監査についての標準規格の事で、規格そのものには拘束力はありませんが、政府調達の条件になっ たりするため、自主的に守る企業が多くなっています。
今の日本企業の環境保護への関心は7 0 年代に公害が深刻な問題になったときに営業利益に占める環境対策費の剖合が8~ 15%でしたが、現在は1~2%に落ち込んでいるそうです。
このISOの認証取得をする為に廃葉物回収・処理などのコスト負担も上昇し利益の10%までは上がるといわれています。
その負担が消費者に跳ね返るかもしれませんが、我々の体や子孫の為にも、安心して利用できる商品が多く作られて欲しいものです。
憂鬱 ・不安 ・心配の種は尽きないメンタルヘルスを保つには現代社会は複雑で、我々に加わるストレスも多様になり心に重くかかってきています。
それが各世代に特有のうつ病や神経障害や心身症等の心の病を作り出しています。
一般にスレスは社会的な環境や状況の変動、身体的な状態、心理的な諸条件、家族関係や対人関係等によって生み出されます。
もちろん、人間は多くの場合はストレスに対してうまく適応していきすが、その能力にしても限界があります。限界を越える状態が長く続くと様々な心の病や身体的な症状が現われてきます。
最近の傾向として、子供から老人までその限界に近い所にいる事を自覚している人が激増しています。
「キレル」という状態は、心の病の身体的な表現であり、それが外に向かって暴発する事です。
しかし、大人の場合は、子供と比較して社会性がある為に、その「キレル」という状態になっても心の内に閉じ速めて悶々として心や身体の変調をきたすわけです。
もちろん、この様にストレス社会にうまく適応するために、プロザックやメラトニンなどの薬物、ストレス発散やストレス解消法が次々に流行しています。
我々の整体院も社会的にはそのような物の一つとして認知されている節もあります 。
日常的にも大変多い頭痛は、これまで筋収縮性頭痛、緊張性頭痛、心因性頭痛等に分類されていました。
l988年に名称が統一され、これらをまとめて緊張型頭痛と呼ぶ様になり、それ以外の片頭痛、群発頭痛と共に機能性頭痛に分類されてます。
さて、この緊張性頭痛はよく肩こりを伴い、後頭筋や頸筋群に圧痛やしこりがあります。
頭蓋を取り巻く筋肉の持続的収縮があり、筋肉の虚血によりブラジキニン、乳酸、サブスタンスP等の発痛物質が関与しています。
当然ながら来院する患者さんにもこの緊張性頭痛の方がかなりいます。この緊張性頭痛の発痛要因としてストレスが関連する事は古くから指摘されています。
この頭痛要因として不安障害、気分障害が挙げられます。この中でも身体表現性障害が最も多いという専門もいます。
この身体表現性障害とは心理的あるいは社会的な悩みや葛藤を隠し、そこから他人の目をそらす為に、頭痛という身体症状を表現するのです。
つまりメンタルな問題を表面化したくない思いがあり、一種の心理的防御反応と考えられています。
性格的には内向的で緊張しやすい人がなりやすく、不安感やイライラ感を随伴しやすい傾向があります。
世間一般にこの病気は、女性が実際にはそれほど太って無いにも関わらず、太り過ぎを気にしてダイエットを始める事が原因だと思われている様です。
患者の平均年令は18~19才が多く、「思春期やせ症」ともいわれ、近年大都会を中心に急増しています。
確かに肥満を恐れて摂食足させる事をしている内に陥る事がありますが、成熟拒否や「性」を拒否する心理を背景とする物もある様です。
しかし本当の原因はまだ解明されておらず、医療法・栄養法・看護法も調査研究の段階で、1981年厚生労働省が難病に指定しました。
アメリカでは800万人の患者がいて内700万人が女性で、深刻なケースの6%が命を落とすという事です。
ポップス歌手のヘレン・カーペンターがこの摂食障害で亡くなった事をご記憶の方も多いでしょう。
イギリスの摂食障害協会は「表面上、この障害は食べ物に閲するものに見えるけれども、根本的には深い心理的及び感情的な混乱がこの様な形をとって外に表われたもの」と言います。
患者は食欲を失ったのでは無く、自分に食欲を満足させる事を許す能力を失った事です。
拒食症は単に痩せたいとかほっそり美しくなりたいと脅迫観念めいた願望から起こるのでは無く、現実と何とか折り合って精神的な生き残りを図ろうとする必死の努力なのです。
ストレスと消化器と言えば、セリエのストレス学説を思い浮かべる方が多いと思います。
ストレスが加わると下垂体前葉からACTH(副腎皮質刺激ホルモン)が放出され副腎皮質からコルヂゾールが分泌されます。
このコルチゾールの多様な作用の中に消化器機能の調節があります。
この内胃酸の分泌亢進作用により、胃・十ニ指腸潰瘍の発症の要因になるわけです。
またストレスによる自律神経の乱れが消化器に悪いのは、副交感神経系の過剰な刺敵で胃酸の分泌は亢進し粘液分泌は減少します。
また交感神経系の刺激により血管が収縮して粘膜血流が低下し粘膜の再生能が低下します。
正に、自律神経系の両者が拮抗しながら精妙なバランスを取る事によって胃は調節されているのです。
また過敏牲・大腸症候群はストレスにより、腸管機能を調節する自律神経の失調状態等で起こります。
不安や緊張や抑圧うつ等により腸管の輸送能や腸管内庄の変化を引き起こし、それによって下痢や便秘、腹痛が起きます。
胆道ディスキネジーは、食後(とくに高脂肪食)に右季肋部痛や背部痛等が現われますが、胆のうの収縮能の異常や胆道内圧の異常等の機能的疾患ですが、うつ状態で増悪する事から心理的要因の関与があると言われています。
糖尿病はまさに国氏病といわれるほどで成人人口の約10%が罹患していると言われています。
第一の原因は高カロリー食と運動不足ですが、メンタルストレスも重要な要因の一つなのです。
糖尿病は生活習慣病ですので初期改善法として教育入院をしますが、たいした症状もないので約四分の一の患者が途中で離脱するそうです。
血糖コントロールの為の自己管理行動をアドヒランスといいますが、それができない人にはメンタルな疾患を併発している事が多 いそうです。
不安障害、うつ病、摂食障害、アルコール依存症、人格障害、心因性嘔吐、慢性疼痛、生き甲斐喪失、仕事中毒など心身医学的な医療の対象者なのです。
なかでも、うつ病は糖尿病にしばしば併発ずるといわれますが、うつ病になると副腎皮質剤激ホルモンの過剰分泌により、高コルチゾール血症になり、それがインスリン抵抗性の増大をもたらして、高血糖を招く事がよく起こります。
更に、感情の起伏により、食事、飲酒も不規則になり血糖コントコールを乱し、また引きこもりによる運動不足でも高血糖を招きます,
この様な糖尿病患者さんに対して、安易に叱ったりする事は当然マイナスになりますので、メンタルなケアを常に意識する事が大変重要です。
正に、糖尿病は飽食とストレス社会が反映した現代病なのです。