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内分泌の記事一覧

左利きはアンドロゲンが作る

2021.06.10 | Category: 内分泌

左利きはアンドロゲンが作るえる働きがある事をハーバート大学のノーマンゲシュビント教授が研究報告しています。

大脳は普通、神経細胞が所定の場所へ移動しながら、胎生20週くらいまでに、骨組みができあがります。

その時は左右半球の発達は均等ではなく初めの内は右半球の方が早く、左半球は遅いという傾向があるのです。

アンドロゲンは神経細胞の移動を遅らせて、そのアンバランス傾向を強める働きがあり、その為に左脳と結びついている右手の発達を遅らせるのです。

さらにアンドロゲンが過剰に分泌されると、左脳の発達が極端に遅れ、それが吃音や、失書などの言語障害や自閉症を生み出すと考えられ、その症状は左利きの男児に多い傾向があるのです。

逆に左利きの人は右脳が発達していることがいえます。脳は左右で機能を分担しており、右脳は空間や位置感覚、左脳は言語能力や計算能力を司ります。

左利きの人は空間認識、創造力に秀でており、左利きに芸術家や音楽家が多いと言われるのはこの為ではないかと考えられます。

ストレスは男女のボーダーレス化に影響

2020.04.24 | Category: 内分泌

強いストレス状態にあると、脳下垂体前葉では副腎皮質刺激ホルモンを大量に作らなければなりません。

脳下垂体前葉では他にも成長ホルモン、生殖腺刺激ホルモン、泌乳刺激ホルモン、炭水化物代謝ホルモン、甲状腺刺激ホルモン等、他の内分泌を刺激する重要なホルモンが作られているのですが、その生産能力には限界があります。

そこで副腎皮質刺激ホルモンの生産を維持するために、他のホルモンの生産が犠牲になってしまうのです。

つまり、種の保存を犠牲にしてもまずは我が身の個体の生命維持を計ると言う分けです。

ですから、長期の強いストレスが続くと、痩せや発育の遅れ、中性化を伴う睾丸や卵巣の萎縮、乳汁の分泌停止、月経停止、性欲の減退等が起こる様になります。

最近多くなったといわれるセックスレスのカップルや若い人の間で流行し続けているユニセクシュアルなファッション等は慢性的なストレス社会が生んだ当然の現象なのかもしれません。

アドレナリンは先祖返りしたホルモン

2020.03.27 | Category: 内分泌

アドレナリンは神経伝達物質として脳全体に分泌されています。このアドレナリンは驚いたり恐怖を感じる時に多く分泌されます。ドーパミンやノルアドレナリンの様に覚醒作用があり、エネルギーを最大限発揮出来る精神的高揚窓を与えます。しかし、脳内での働きは言わば片手間の仕事であり、アドレナリンと言えば、副腎髄質から分泌されるホルモンとして良く知られています。この副腎髄質は、実は内臓神経節(腹腔神経節)と同じ内臓の働きの調節をする交感神経節であったものが、無髄神経部分の神経線維が発達せずに、細胞だけのホルモン分泌細胞へ先祖返りしたものなのです。精神の高揚より実質的な役割の方が重要なのです。ですから、神経伝達物質というより、一般のホルモンと同じように血液中に分泌されます。このアドレナリンは血液中のブドウ糖量を増加させ、全身の活動を活発にさせる準備の為に作動します。興奮して、身体に元気をみなぎらせる為に働くのですが、その様な状況は身体に強いストレスが加わっているともいえます。その様な持続的なストレスが続くとアドレナリンの分泌過剰になり、ブドウ糖量が血液中に増加して糖尿病を招く危険性もあるのです。糖尿病の方は興奮しない事が大切です。

インスリン抵抗性症候群

2020.03.08 | Category: 内分泌

日本人の糖尿病の多くを占めるインスリ非依存型糖尿病は、高インスリン血症や耐糖能異常が進行してれっきとした糖尿病になりますが、それらの耐糖能異常などをもたらすべースになっているのがインスリン抵抗性です。現に肥満や高血圧の人の全てが糖尿病になる分けではありません。しかしこれらの人はべースにインスリン抵抗性を持つ事が多く、糖尿病にならなくても高脂血症や動脈硬化、高血圧等で心臓病や脳卒中を起こし易くもなります。これらの症状は組み合わされてシンドロームXと呼ばれたり、死の四重奏等と呼ばれたりしますが、大元になるのはインスリン抵抗性症候群と考えられるのです。つまり生活習慣病予防のターゲットはインスリン抵抗性の予防、解消にある分けです。そのインスリン抵抗性をもたらすものは何かと言う事は詳しく分かっていませんが、肥大した脂肪細胞、特に内蔵脂肪(腸間膜細胞)からサイトカインの腫瘍壊死因子(TNF)が分泌され、それが細胞内の糖の代謝の回転率を下げることが分かっています。また内蔵脂肪組織から脂肪を分解させまいとするインスリンの働きが弱くなる事で、遊離脂肪酸が血液中に多くなって筋への糖取り込みを減らすと言う事も分かっています。つまり脂肪がインスリン抵抗性をもたらすという意味でもやっばり肥満は大敵です

内分泌

2020.02.06 | Category: 内分泌

元々ホルモンは生体の恒常雄を維持する為に内分泌器官から必要に応じて分泌されます。その定義付けは、「体内の分泌器官で作られる化学物質で血液を介して、標的器官に作用する極微量の化学情報伝達物質と言う事が出来ます。しかし、最近の研究によりホルモンの定義も変わりつつあります。例えば、分泌器官が標的器官である自己分泌や血液を介さない隣の細胞に向かう傍分泌等も見つかり、ピタミンや神経伝達物質等の他の生理活牲物質との境界も曖昧になっています。そこで最近は、ホルモンを他の生埋活性物質と明確な区別をせず「特異的な作用を標的器官にもたらす」という点だけを強調して用いられる様になっています。いずれにせよ、ホルモンは極微量で精巧緻密な働きをする化学言語とも言えます。ところがその統制の乱れが今我々の身体の中で静かに進行しているのです。原因として第一に目が行くのは、外因性の内分泌かく乱科学物質(環境ホルモン)ですが、過剰なストレスや飽食や不規則な生活等による内分泌かく乱も大きな問題といえるでしょう。

ホルモンと受容体

2020.02.04 | Category: 内分泌

ホルモンが作用する標的器官は決まってます。それは抗原・抗体の関係と似ていて、それぞれのホルモンには固有のホルモン受容体があって、決まった受容体としか結合しないからです。ホルモンが標的器官に作用を及ぼすパターンは3つあります。まずインシュリンなどの場合では、受容体は標的細胞の細胞膜を貫通していて、細胞膜の外側に結合する部分があり、そこにインシュリンが結合すると情報が細胞膜内に伝って細胞内の酵素が活性化して作用が起こるのです。またアドレナリンのタイプでも細胞膜を貫通した受容体があるのですが、この場合は酵素の代わりに細胞内にある蛋白質分子が3個結合したG蛋白質と結合してホルモン情報を細胞に伝えるのです。これら2つの場合は細胞膜の表面でホルモンと受容体が結合するのですが、ステロイドホルモンの場合は上記いずれのパターンと違っていて、受容体との結合は細胞質の中で起こります。細胞膜はリン脂質や糖脂質からできていますが、ステロイドホルモン自体が脂質に溶けやすいので細胞膜をスルりと通って細胞内に入って受容体と結合出来ます。すると受容体の構造が変化して核までたどり着き、遺伝子の特定のDNAと結合し、ホルモンとしての作用を起こすと言う分けです。こうしたステロイドホルモンは役目を終えると分解されるのですが、ステロイドホルモン様の化学物質は体内で分解も排泄もされないので一旦受容体と結舎するといつまでも受容体と結合したままDNAに動きかけて余分なホルモン作用をもたらす事になります。

甲状腺疾患

2020.02.03 | Category: 内分泌

以外に思うかもしれませんが、日本人の10人に1人は何らかの甲状腺疾患を持っていると言われています。実際に疫学謂査で、長野県と群馬県では約10 %、長椅市では17%の人に甲状腺疾患が見つかっています。この甲状腺の疾患は糖尿病や更年期障害や他の病気と大変間違えられやすく適切な医療が受けられずに症状がなかなか改善されない事があります。甲状腺ホルモンの分泌が過剰になる病気で日本人に多いのがバセドウ病で甲状腺機能充進症の約90%以上を占めています。甲状腺ホルモンは全身の細胞の新陳代諸を調節する働きがあるのですが、バセドウ病になると新陳代謝が不必要に盛んになり、微熱が続き、汗をかきやすくなります。更に心臓に直接働いて心拍を強め血圧も上げ、それにより動悸や息切れ、時には心房細動や心不全をもたらす事もあるのです。代謝が盛んになる為食生活は普通なのに体重が減少したり、疲労感や不眠、それに伴いイライラも出てきます。更には手足の震えや筋力の低下も起こります。 対して甲状腺ホルモンが不足すると体温や血圧の低下や冷え、便秘をもたらします。甲状腺機能低下の代表ともいえる病気が橋本病でで、甲状腺が腫れて堅くなり、全身の倦怠感、浮腫、のどの不快感、心悸亢進などが起こります。ともに自己免疫疾患と考えられ、女性に多い病気です。

主な内分泌かく乱物質

2020.02.02 | Category: 内分泌

殺生物剤
殺菌剤、除草剤、殺虫剤、船低塗料、防汚剤、
環境ホルモンとみなされている物質の半数以上が殺生物剤。特に有機塩素は毒性が高いDDTなど。
工業使用物質
難燃剤、塗料、界面活性剤、芳香剤、冷媒、洗浄剤、重金属、
石油産業をバックボーンにした有機化学の発展によって大量に作り出されたPCBやカドミュウム、水銀の毒は知られている。
プラスチック
樹脂・樹脂原料、可塑剤、
ポリカーボネート樹脂からビスフェノールAが溶出する。プラスチックは用途が多岐に渡るだけに深刻。
非意図的生成物
副生成物、、代謝物
ダイオキシン類がその典型。
薬品
避妊薬、サリドマイド
天然物質
植物性エストロゲン
豆類、米など多くに擬似エストロゲンが含まれているが、大抵の生物は代謝システムを持っている。毒性は少ないが無い分けではない。

複合汚染

2020.02.01 | Category: 内分泌

現在のところ内分泌かく乱の単一合成化学物質は約70種類あるといわれていますが、まだまだこれから研究が進むにつれ確実に増えて行きそうです。現在はホルモン受容体との結合力が弱い合成化学物質は人間には影響が無いとみなされ、未だに殺虫剤やシロアリ駆除剤として一般に市販されています。ところが、最近の研究で安全と考えられていた化学物質に疑いが出て来たのです。例えば有機塩素系の殺虫剤のデイルドリン、トキサフェン、エンドサルファン等も女性ホルモンに似た作用がある事は分かっていたのですが、エストロゲン受容体との結合力は天然の女性ホルモンに比べて1万分の1以下である為、たいした影響は無いとされてきました。ところが二種類の殺虫剤を混ぜると、その作用は1000倍に強まる事が明らかになったのです。またシロアリ駆除剤のクロルデンも他の殺虫剤と組み合わせると作用力が強まります。現在合成化学物質は10万種を超えているといわれ、年々新しい合成化学物質が生まれています。これらの組み合わせはまさに天文学的な数値になります。環境汚染や公害の時に言われた「複合汚染」が環境ホルモンでも起こっているわけで、更に深刻な事態になりそうです。

ダイオキシン

2020.01.31 | Category: 内分泌

当初ダイオキシンは胸腺や脾臓の萎縮、肝臓障害、催奇形性や発癌性などの猛毒性で注目されました。しかし最近大きな問題となっているのは内分泌かく乱物質としてのホルモン様働きで、今やダイオキシンは代表的な環境ホルモンと言えます。環境ホルモンと言えばエストロゲンの様な働きをする化学物質だとする認識が一般的ですが、ダイオキシンはエストロゲン様の作用をする物質ではありません。むしろ女性ホルモンを阻害する方向に作用します。つまりダイオキシンは身体由来の女桂ホルモンを代謝して体外に排泄させやすくしたり、女性ホルモンの受容体を減らす事で、正常な女性ホルモンが十分に働か無くさせるのです。その為女性で卵巣機能が減退したり、子宮内膜症を引き起こしたりします。男性の場合、男性ホルモンを合成させるのは下垂体から分泌される女性ホルモンの一種なのですが、ダイオキシンはそれらの女性ホルモンの分泌を抑えるため男性ホルモンも作られず、結果的に女性ホルモンに似た作用をしてしまっのだと考えられます。また甲状腺ホルモン濃度にも影響を与え、成長遅滞、知能指数の低下、ペニスの短小化などが起こる事が確認されています。ダイオキシンのホルモン様作用はまだ分からない事が多いのですが、下垂体に影響を与える事が分かっており、つまりは性ホルモンや甲状ホルモンだけで無くホルモン全体を撹乱する事が考えられます。

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