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環境問題 - Part 3の記事一覧

環境を考えた商品

2020.07.07 | Category: 環境問題

地球の温暖化が世界的に問題になると共に、企業にとっても環境対策は経営の最重要課題になってきました。

欧米では環境保護に積極的な企業の製品を購入する「グリーン購入」 という動きがあるそうです。そのために日本の企業ではISO14000S という認証取得に力を入れています。

ISOとは工業製品の規格を国際的に決める国際標準化機構でジュネーブ  に本部を置く非政府機関です。

規格のうち14000シリーズは企業の環境管理・監査についての標準規格の事で、規格そのものには拘束力はありませんが、政府調達の条件になっ たりするため、自主的に守る企業が多くなっています。

今の日本企業の環境保護への関心は7 0 年代に公害が深刻な問題になったときに営業利益に占める環境対策費の剖合が8~ 15%でしたが、現在は1~2%に落ち込んでいるそうです。

このISOの認証取得をする為に廃葉物回収・処理などのコスト負担も上昇し利益の10%までは上がるといわれています。

その負担が消費者に跳ね返るかもしれませんが、我々の体や子孫の為にも、安心して利用できる商品が多く作られて欲しいものです。

木炭の利用

2020.02.29 | Category: 環境問題

木炭というと焼肉、焼鳥の燃料として人気がありますが、今ではこの木炭を使った環境健康グッズも人気があります。原発事故でも浄水場で大量の炭の使用が映し出されているテレビの映像をご覧になりましたでしょうか。木炭の様な自然の素材には多孔質と呼ばれるミクロ単位の細かい孔が無数にあり、木炭1g当たりの、その壁の面積を合計すると畳200畳分にもなると言われています。この孔に吸着力、濾過性、脱臭力の特性があり、不純物などの成分を除くのです。この木炭を水道水を入れた容器に入れて置くと、この孔に水道水に入っている塩素系の物質やトリハロメタンなどの物質が吸着します。更に木炭の中にミネラル分が含まれているので、そのミネラル分が溶け出して、喉越しの美味しい水を作るのです。また新築の家で問題になる化学物質も、壁や床下に木炭を入れる事で吸着の効果もあります。この他にも孔の表面にはマイナス電子がマイナスイオン環境を作り、木炭を部屋に置くだけでも精神的にリラックス出来るとか、テレビ、電子レンジ、パソコンを覆えば電磁波を遮断するそうです。自然の素材である木炭を使う事で生活環境はかなり改善される様です。

それでも母乳にするの

2020.02.28 | Category: 環境問題

母乳のダイオキシンが海外よりも高濃度なのはご存知でしょうか。厚生科学研究所調査で神奈川県は25.6pg-TEQ/g fatですが県によってもばらつきがり調査によって50pg-TEQ/g fatを超えています。1桁台の国も存在する中日本が突出してます。一般的な結論としてはそれでも母乳のメリットは大きいと言う事で、短期間(3ヶ月間くらい)なら母乳での養育が望ましい事に落ち着いている様です。ダイオキシン類は物質として安定しいる為、土壌中での半減期は10年それが人体に入った場合なかなか代謝されず、血液中の半減期は4.1~11.3年、脂肪組織では2.9~9.7年です。その間も食事から入ってきますから加齢で体内のダイオキシンは増えていきます。90歳では10歳のときの8倍にもなるといいます。ところが女性の場合、妊娠・授乳によって体内のダイオキシンは40%に減ってしまいます。11ヶ月授乳すると乳児のダイオキシン血中濃度は母親の2.3倍にもなるのですが、これはそんなに汚染されていない人工乳で養育した乳児の場合の12倍に当たるといいます。しかも汚濃度が高い母親ほど乳児の甲状腺ホルモンのチロキシンが低くなって います。チロキシンはエネルギ一代や脳細胞の発育に形影響を与えるホルモンで、不足すると脳の発育低下や神経障害が起こってしまいます。また母乳保育ではアトビー性疾患の発症が増加する事も知られていて、免疫系へのダイオキシンの影響の一つであると考えられます。母乳のメリットが本当にダイオキシン汚染の危険性より大きいのか、評価が分かれるところです。

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