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激しい運動は病気の元

2019.10.04 | Category: 免疫

身体に良いと言う事で運動をしますが、その運動は免疫システムから見ると適度な運動が免疫力を高め、感染症、癌、心臓病から守ってくれます。免疫力を高める適度な運動とは、有酸素運動で一日最低20分を週3~4日行う事です。アメリカ、スポーツ医学カレッジによると、トレーニングのし過ぎによる免疫低下を防ぐ為には最大心拍数が60~80%が理想です。自分の心拍数を計算する方法は220から自分の年齢を引きます。50歳の人なら、170になり、その60~80%である102~136の心拍数を20分間行うのが最も効果が高いそうです。適度な運動をすると免疫力は強化され、その中でマクロファージ、顆粒球、NK細胞の働きが活性化され、バクテリア、ウイルス、癌細胞を活発に食べる様になります。この免疫変化は運動後、15分から2時間で運動前に戻り、一日中続くものではありません。過度な運動では運動後にはリンパ球の増殖能力が低下し、免疫力も落ちます。過度な運動は血中のストレスホルモンの量を増やし免疫力を弱める傾向にあるのです。また交感神経からアドレナリンが多く放出されると顎粒球やNK細胞の働きが弱くなる事も研究で報告されています。ハードな運動をする人は感染症に罹りやすいと言われるのはこの為です。休養や食事で予防する事が大切になるのです。


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