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免疫のリズム

2019.10.02 | Category: 免疫

免疫系の中でサーカディアンリズム(日内リズム)と連動して働いているのがリンパ球と白血球の60~70%を占める頼粒球(好中球、好塩基球、好酸球)です。人間は日中には身体を活動させている為に自律神経系の交感神経が緊張状態になり、夜間には内臓の活動を促進させる副交感神経優位になっています。日中には交感神経を刺激するアドレナリンが増していますが、顆粒球はこのアドレナリンのレセプターを持っています。またリンパ球にはアセチルコリンのレセプターがあります。その為類粒球は日中に増加して、リンパ球は夜間に増加するリズムが生まれるのです。他の血液成分である赤血球と血小板も自律神経系に影響を受けて顆粒球と共に増加傾向を示します。この赤血球や顆粒球の増加の理由は活発に身体を動かす為であり身体が傷ついて侵入した細菌をやっつける顆粒球を増やしておく事が必要だからです。また、夜間にリンパ球が増えるのは食べ物と共に侵入した病原体を腸管免疫系のリンパ球が処理する為です。また、実験でも日中の顆粒球はしっかり活動するとより増加して、それに呼応する様に夜間のリンパ球も増加する事が確かめられています。現代の様に運動不足と不規則な生活リズムはこの免疫のリズムを大きく狂わせてしまうのです。


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