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肺癌で爪の変化

2020.03.28 | Category: がん

癌の死亡原因第1位は肺癌です。肺癌には原発性と転移性の癌がありますが、これから問題になるのは大気汚染や塵埃、喫煙が原因の原発性の肺癌です。肺癌は早期発見が大切なのですが、レントゲン検査をしても心臓の陰になって原発巣の発見が遅れたりします。その早期の異常を爪の変化で発見出来るのです。虎ノ門病院呼吸器科の本間日臣博士の調査結果によると原発性肺癌の60%の患者に太鼓バチ指がみられ、特に早期で肺癌の症状が見受けられない時にでも出現するというのです。太鼓バチ指はヒポクラテス指とも呼ばれ、紀元前400年前のギリシャの名医ヒポクラテスは、肋膜及び肺の炎症が化膿に移行する時は手の爪は曲がり、指の先端分厚くなると指摘しているのです。指を側面から見ると正常な爪は、爪甲と後廓部の間の角度が160度になっていますが、この角度が180度以上になると太鼓バチ指になるのです。太鼓バチ指は爪甲と骨との間の組織に液体が溜まり分厚くなり、それが長く続くと線雑組織が増加してくるのです。喫煙をしている人はいつも指先をチェックする事で早期に肺癌を見つける参考にして下さい。


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