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偏平足

2019.11.28 | Category: 下肢

土踏まずは二足歩行のヒトだけにあるもので、足が地面に接する時のクッションの役目や、歩行のときバランスを取りながら重心を動かす場合のテコやパネの役目をします。足には縦、横各2の4つのアーチがあるのですが、偏平足とは足の母趾側の縦のアーチが浅く、いわゆる土踏まずが形成されていない状態をいいます。確かにこの骨のアーチが傭平な足は疲れやすく、精神的にも集中力を欠く傾向にあります。しかし実は外見上土踏まずが無かったり少ないからと言って偏平足だとは判断出来ないのです。裸足で生活している人々は足裏の筋肉が異常に発達している為土踏まずが見られ無い事も珍しくありません。また激しいスポーツをする人は足の筋肉や靭帯が発達して土踏まずが無い事もありますがレントゲン等で立派なアーチを確認する事が出来ます。肥満や妊娠によっても一時的に偏平な足裏になる事もあります。つまり足の骨がアーチを形成しているかどうかと言うのはレントゲンによってしか厳密には判断出来ない物なのです。子供の場合備平足なのは当たり前で、土踏まずが形成されるのは大体7歳頃。確かに昔よりも土踏まずの形成が遅れ気味になっていますが、これは運動不足と共に靴を履いている時間が長い事、硬い床を歩く事等が原因だと考えられます。


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