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2019.11.27 | Category: 下肢

1950年代、イギリスのパーパラ・ロックウソドという美女が突然死しました。殺人では?という疑いもあったのですが検死の結果は殺人ではありませんでした。その謎を解いたのはアメリカの整形外科医のレジナルド・ペイン博士で、彼はパーバラが履いていたハイヒールが犯人だとしたのです。バーバラは1日の半分を12cmもあるハイヒールを履いていた為ひどい外反母趾でハンマートゥ、足の裏には大きなタコを作っていました。つまりハイヒールによる足への刺激が姿勢を狂わせ、ホルモンの異常な反応や分泌をもたらし、死に至らしめたと結論をしたのです。別の整形外科医のレミントン・プリストル博士は女性の胃腸障害患者の8割以上が日常的にハイヒールを覆いており、その人達の多くは血液循環が悪く、生理不頂のみならず流産の原因になると言っています。人の体重は素足の状態では踵にほぼ80%、指の付け根に20%ほどがかかっています。ところが10cmのヒールを履いた場合は足の付け根の体重は60%を超えます。しかもヒールが高くなっているので腓腹筋や臀筋が緊張します。歩くのも蹴り出しを強く出来ず、あおら無いで靴底を地面に置くと言うすり足の歩き方になってしまいます。当然体は前傾するので姿勢を保つ為には、膝が曲がり頭蓋は中芯軸より前方に移動し腰椎は生理学的前湾を保持出来なくなります。姿勢は毎日の事ですのでやがて本人は異常な姿勢に違和感すらも感じず、時期を遅れて姿勢が原因とされる多くの病気が発生します。


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