- Blog記事一覧 -野菜が大腸癌を予防
大腸癌は男性では1位肺癌、2位胃癌、に次いで3位女性では1位大腸癌、2位肺癌、3位胃癌、です。急増したのは食生活で肉食が多くなった為に、大腸に過酸化脂質の発生や腸内細菌に変化をもたらした事です。脂肪を多く摂ると便に過酸化脂質が発生し、、赤身の肉に含まれる鉄と反応して化学的に電子を余分に持つ過酸化脂質ラジカルと言う状態になります。これが遺伝子のDNAを切断し遺伝子の変異を引き起こし癌を発生させるのです。この脂質ラジカルを中和してくれるのが、野菜やお茶に含まれるフラボノイドや、ポリフェノールです。野菜の細胞壁は人の消化液では破れません。ですから野菜からこの成分を取る為には生野菜ではなく加熱してから食べる事が大切です。また腸内には100種類、100兆の細菌がいます。その中にはビフィズス菌や乳酸菌といったビタミン合成や消化吸収、感染防御等に有用な善玉菌と、大腸菌、ウェルシュ菌といった腸内で腐敗をもたらす悪玉菌があります。肉類が多いと悪玉菌が優勢になり、アンモニアや硫化水素の腐敗毒素が多くなり、これが発癌物質として蓄積されるのです。ですからこの毒素を含んだ便が大腸に長い時間滞留しない為には、食物繊維を多く含む野菜や果実を多く摂って便の量を増やし便通を良くする事です。またこの食物繊維が善玉菌のエサとなり善玉菌を増やして大腸を守ってくれるのです。