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2021.06.14 | Category: 呼吸器

気管支には気道教があって外からの空気の温度や湿度を調節しています。

それらに剥がれ落ちた上皮細胞や細菌、ウイルス等が混じって、健康な人でも1日に100cc位の痰が作られているのですか、普通は意識されずに飲み込んでいます。

痰は例え少量でも外に出る事自体、病的な状態と考えます。

普通痰は無色透明で、卵の白身の様な状態ですが、黄色味を帯びたり緑黄色になったりすれば何らかの感染があって白血球が増えている証拠です。

細菌感染による膿性痰は生臭く、特に嫌気性菌に感染した時には特有の悪臭があります。

気管支炎や喘息では普通白っぽい粘性の痰が多いのですが、気管支喘息でも黄色い痰が出る事がありますが、これは好酸球が多いせいです。

感染があれば抗生物質、喘息では副腎皮質ステロイドが効くのでこの二つははっきり確かめなければなりません。

肺結核・気管支拡張症等の痰は黄色昧を帯びた粘液性で膿が混ざります。

また痰に血が混じる事がありますがこれはかなり深刻です。

一番には肺がんを疑いますが、肺結核、気管支の強い炎症、肺膿瘍、肺梗塞、気管支の強い炎症、気管支拡張症等もあるので早急な検査が必要です。


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