- Blog記事一覧 -2月, 2020 | 伊勢原市笠窪 鶴巻温泉治療院 - Part 3の記事一覧

2月, 2020 | 伊勢原市笠窪 鶴巻温泉治療院 - Part 3の記事一覧

主な内分泌かく乱物質

2020.02.02 | Category: 内分泌

殺生物剤
殺菌剤、除草剤、殺虫剤、船低塗料、防汚剤、
環境ホルモンとみなされている物質の半数以上が殺生物剤。特に有機塩素は毒性が高いDDTなど。
工業使用物質
難燃剤、塗料、界面活性剤、芳香剤、冷媒、洗浄剤、重金属、
石油産業をバックボーンにした有機化学の発展によって大量に作り出されたPCBやカドミュウム、水銀の毒は知られている。
プラスチック
樹脂・樹脂原料、可塑剤、
ポリカーボネート樹脂からビスフェノールAが溶出する。プラスチックは用途が多岐に渡るだけに深刻。
非意図的生成物
副生成物、、代謝物
ダイオキシン類がその典型。
薬品
避妊薬、サリドマイド
天然物質
植物性エストロゲン
豆類、米など多くに擬似エストロゲンが含まれているが、大抵の生物は代謝システムを持っている。毒性は少ないが無い分けではない。

複合汚染

2020.02.01 | Category: 内分泌

現在のところ内分泌かく乱の単一合成化学物質は約70種類あるといわれていますが、まだまだこれから研究が進むにつれ確実に増えて行きそうです。現在はホルモン受容体との結合力が弱い合成化学物質は人間には影響が無いとみなされ、未だに殺虫剤やシロアリ駆除剤として一般に市販されています。ところが、最近の研究で安全と考えられていた化学物質に疑いが出て来たのです。例えば有機塩素系の殺虫剤のデイルドリン、トキサフェン、エンドサルファン等も女性ホルモンに似た作用がある事は分かっていたのですが、エストロゲン受容体との結合力は天然の女性ホルモンに比べて1万分の1以下である為、たいした影響は無いとされてきました。ところが二種類の殺虫剤を混ぜると、その作用は1000倍に強まる事が明らかになったのです。またシロアリ駆除剤のクロルデンも他の殺虫剤と組み合わせると作用力が強まります。現在合成化学物質は10万種を超えているといわれ、年々新しい合成化学物質が生まれています。これらの組み合わせはまさに天文学的な数値になります。環境汚染や公害の時に言われた「複合汚染」が環境ホルモンでも起こっているわけで、更に深刻な事態になりそうです。

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