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遺伝子組み換え植物と環境

2019.09.20 | Category: 遺伝子

遺伝子組み換え農作物の安全性に対する不安の声は強いのですが、食糧では無い樹木や草花に対する遺伝子組み換えは、「環境に優しい」と言うキーワードの下、積極的に開発が進められています。日本の)地球環境産業技術研究機構(RITE)は光合成に関する「ルビスコ」酵素り遺伝子を組み込んだ植物を開発、この植物は普通の2倍の二酸化炭奪を取り込み光合成を効率良く行います。東京農工大の研究室では、紙の原料となるセルロースの比率めた新種のポプラを作り出しまた。同じ重さの木材から、より多くの紙が作れ、森林資源の保護に繋がります。「プラシカ・ジェンセア」という植物は、硫黄・鉛・ニッケルなどの重金属を根から吸収します。植物の力を利用し、化学物質や重金属を土壌や水から排除するのが「植物修復」(ファイトレメディエーション)という低コストの技術で、非常に期待されています。悪環境に強い植物の開発には、国内研究機関が活躍しています。農水省の国際農林水産業研究センターや理化学研究所が共同で開発した「スーパー植物」(アブラナ科のシロイヌナズナ)は乾燥や凍結、塩害などの劣悪環境に耐える事が出来るのです。また、海水でも育つイネを作ろうとする研究機関もあります。荒野や砂漠を緑地化しようというのですが、これらの遺伝子組み換え植物は、はたして進行する環境破壊を防げるのでしょうか。

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