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心身症の患者さん

2021.06.19 | Category: メンタル

整体院にいらっしゃる患者さんの中にはストレスが身体症状を表す心身症の患者さんは多いものです。

はっきりとした神経症やうつ病では専門の受診か必要ですが、心身症ではストレスのコントロールが大切になります。

心身症と神経症との違いは、心身症もストレスによるものとは言え、検査などによって異常が見られるものですが、神経症は医学的な異常が見られないのに身体症状が続くものです。

心身症は社会に過剰適応した状態である反面、自分の感情には気付きにくい失感情症的な傾向があります。

多くは頑張り屋さんで、感情を表に出さない事に満足感や安心感があります。感情を表に出す事を恐れていると言い換える事も出来るでしょう。

こういう患者さんには「ストレスがありますか」と聞いても否定的な答えが返って来ます。むしろ「疲れていますか」と言う様な問い掛けによって患者さんのストレスが浮き彫りに出来るでしょう。

こうした患者さんには始めから感情に的を絞ったような接し方ではなく、まずリラクセーションの方法を学んでもらう事が第一です。

呼吸法や自律神経訓練法等を学んでもらって身体の緊張を自覚してもらうのです。

それによってストレスに自覚的になり、身体症状がそのバロメータになっている事が理解されていきます。


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