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子供の喘息

2021.06.18 | Category: 子供

喘息は、ゼーゼーヒューヒューと胸を鳴らす発作性の呼吸困難を繰り返す病気です。

0~2歳児は息苦しいと訴える事が出来ないので、肩で息をしたり小鼻をビクピクさせる等の症状で呼吸困難を見分けます。

一般に喘息の発作は1日の内でも真夜中や夜明け前に起こる事が多いのですが、それは寝ている間に気道内に分泌物が溜まり気道を刺激したり、室内のホコリや布団のダニを吸い込んだり、夜に副交感神経が優勢になって細気管支が収縮するからです。

喘息児は普通の子供に比べて気道が過敏になっていて、一寸した刺激でも発作を起こし易く、昼間グラウンドで走ったり、煙草の煙や大気汚染物質を吸う事が誘因になります。

毎日の様に発作を繰り返すと慢性的な気管支の炎症が続き、益々気道が過敏になって発作が悪化します。

喘息の療法にはアレルゲンを除く原因療法、発作が起きてから気管支拡張剤吸入等の対症療法、身体を鍛える鍛錬療法がありますが、最近ではこれらに加えて発作を起こさせ無い予防薬療法が主流です。

普段から抗アレルギー剤を服用し、発作が起きて無くても予防薬を吸入し続ける事で、気道の過敏性を改善します。

また運動誘発性喘息を起こし難い水泳を続けたり、腹式呼吸が有効です。


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