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ADHD注意欠陥多動性障害

2021.06.18 | Category: 子供

ADHD(attention.deficit/hypr.activity/ disorder)とは、注意欠陥多動性障害等と訳されている疾患で、落ち着きが無く、注意を集中出来ない事と過剰な活動が特徴の障害です。

症状は「不注意」、「多動」、「衝動性」が特徴で、そのどれかのタイプであったり、混じり合ったりしています。

アメリカ精神科医協会の診断基準では、以下の様な症状が高頻度で6ヶ月以上続く事とされています。

勿論その子の年齢の発達程度に比較して、と言う事は言う間でもありません。

また学習上の困難さや行為障害、反抗挑戦性障害も合わせて見られる様です。

この様な障害を持つ場合、特に家庭の躾や親の愛情のせいにされる事が多いのですが、それは間違いです。

ADHDの原因ははっきりとは分かっていませんが、脳に何らかの機能不全が起こっているらしく、特にドーパミンやノルアドレナリンの不活性、セロトニンの障害が起こっていると考えられています。

大体5~7歳位までに症状が出る事が多く、女子より男子に多く起こります。

学齢期では3~9%の発症頻度です。アメリカではかなり積極的に投薬による医療が行われていますが、日本ではこの疾患自体が正しく認識されていません。

年齢と共に多動は少なくなりますが、気分障害や精神医学的状態が合併してくる頻度も高いので、周りの理解や良い環境を整える事も大切です。

「不注意」のタイプ
1.不注意なミスをする
2.注意を持続するのが困難
3.人の話が聞け無い
4.するべき事をやり遂げられない
5.課題を順序だって出来ない
6.努力が必要な課題を避けたり嫌がる
7.必要な物をよく無くす
8.気が逸れやすい
9.忘れっぽい

「多勧性」のタイプ
1.落ち着か無いでじっとして居られ無い
2.教室等でよく席を立つ
3.不適切な状況で走り回ったする
4.静かに遊んだり出来ない
5.しゃべり過ぎる

「衝動性」のタイプ
1.質問が終わって無いのに答えを口走る
2.順番が待て無い
3.他人を妨害したり邪魔する


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