- Blog記事一覧 -免疫系を自己制御する
人間の臓器のほとんどは、交感神経と副交感神経の自律神経支配を受けていますが、白血球に関しては知られていません。
血管や臓器等の細胞が神経支配を受ける場合には、神経の終末が細胞付近に存在するのですが、白血球の膜上にもアドレナリンやアセチルコリンの受容体が確認され、自律神経支配を受けている事が最近の研究で明らかになったのです。
白血球には大別すると顆粒球とリンパ球があって、顆粒球は侵入病原体や不要細胞を貪食する細胞性と、リンパ球が増えてアレルギー症状が現れたり、鬱状態に陥ったりします。
顆粒球やリンパ球の過剰状態によって引き起こされている疾病は数多くあり、自律神経を調整する事でこれらの疾病はかなり改善すると考えられます。
自律神経のセルフコントロールにはシュルツの自律調練法をはじめ、いくつかの自己制御法があり、これらの方法で自律神経を調整すれば白血球をコントロールする事が可能なのです。