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ライフスタイル療法

2021.06.13 | Category: 自律神経

生活習慣病はライフスタイルを変える事で予防・改善ができます。生活習慣を変えるのは非常に難しいものですが、行動療法を応用したライフスタイルのコントロールでは次のようなステップを試みます。

1.問題行動を具体的に捉える(セル フモニタリング)
例えば「どんな時に食べ過ぎるか」「その結果どう感じるか」等、行動とその時の状況との関係を知ります。記録や日記をつける事も有効で、これだけで行動が改善する場合もあるほどです。

2.効果があって、できそうな目標を立てる
「食べ物をストックしない」「必ず家族と食べる」等、具体的でできそうな事から試みます。一度に多く設けないで、7、8割できそうな事から始めます。

3.改善したらその変化を強化しながら新しい行動を少しずつかたち作る
「ウォーキングを始める」「血糖値や血圧を自分で測る」等、それまで生活の中に無かった新しく望ましい行動を始めます。

ポイントは、悪い所は自分で気づく様に工夫する事が大切ですが、まず長所を伸ばす事で欠点を目立た無くする事です。

目標は「意志を強く持つ」等の性格的な事や抽象的な事で無く、上記の様に具体的な行動を設定します。

過食や禁酒、禁煙ではじっと我慢せざるを得ない面がありますが、その時は「好ましく無い行動を起こしそうな状況にならない様にする(例:食べたくなったら外出する)」等して同時にできない行動に置き換えて環境を変える等の工夫をします。

行動療法では具体的な目標を実効する事が達成感にも繋がり、この技法自体がストレスを軽くする効果があるといえます。


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