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中年はウオーキングに筋トレをプラス

2021.06.13 | Category: 骨格筋

加齢によって筋肉は萎縮していきます。ただし一様にではなく、上半身は比較的ゆっくりですが、下半身の筋肉は真っ先に細っていきます。

生活の中で腕を使う作業は多いのに、体全体を動かす必要が減った生活のせいで大腿四頭筋や腹筋等の大きな筋肉を使う頻度が少なくなったからでしょう。

つまり廃用性萎縮が進んでいるわけです。それを防ぐには筋肉に負荷を加えるレジスタンストレーニングが必要となります。

ウォーキングは心肺機能を鍛えて血液の循環を良くし、脂肪も燃やしてくれます。

しかも安全なので中高年に適した運動であることは間違いありません。

しかしウォーキングだけでは加齢に伴う筋肉の廃用性萎縮を防ぐ事にはならないのです。

廃用性萎縮を防ぐには常に筋肉を作り続ける事が必要で、それには最大筋力の40%以上の力を発揮しなければなりません。

筋力の10%位しか使われないウォーキングでは筋肉を維持することは難しいのです。

しかも中年のうちに筋肉を鍛えて蓄えておかないと、高齢になった時の足腰は日常生活すら維持できない位衰えていく事が予想されます。

ですから中年ではウォーキングと共にある程度の筋トレが必要なのです。

筋肉を作る筋トレは、20回反復するのがやっとという負荷を15回程度行うという事が一つの目安となります。

ダンベルやチュープなどを利用すれば便利です。しかし最初は無理をせずウォーキングの後に少しの筋トレを加え、筋力が付いてきたら負荷を上げていきます。

また関節のトラブルを避ける為には腹筋、背筋等の体を支える筋肉も鍛え、ストレッチもお忘れなく。


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