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HGH―ヒト成長ホルモン

2021.06.12 | Category: ホルモン

HGHとはヒト成長ホルモン(Human Growht Hormone)の事で、下垂体前葉から分泌されるホルモンです。

成長期にHGHが足りないと小人症になる事はよく知られていますが、成長促進の働きだけで無く、全身のホルモンレベルを保ち、若さを維持するホルモンである事が分かっています。

1960年代にHGHの合成に成功して以来、アメリカでは小児のHGH欠乏症だけに投与が認められていましたが、1996年に視床下部や下垂体の障害、手術、外傷等でHGHが不足している成人にも投与が認められる事になりました。

実質的に若返りの為のHGH投与が可能になったのです。

その結果、HGHの投与によって以下のような様々な効果があった事が報告されています。

蛋白質を合成して筋肉量が増える ・体脂肪の割合を減少させる ・骨密度が増す ・心機能や肺機能が回復する ・コレステロールや血圧が低下する ・免疫力を回復する ・運動能力を高める ・性的能力が回復する ・睡眠障害を減少させる・精神的に前向きになる 等で、体の時間を巻き戻す様な効果があったといいます。

しかしHGHの補充療法はがん誘発との関連性の意見もあり安全性が確認されていないことから日本では若さを維持するホルモンとしては認められていません。

しかしHGH自体は「若さのホルモン」である事は間違いなく、加齢によってHGHの分泌は減ってきますが、食べ物や運動によって自然な形で増加することが知られています。

栄養成分としてはアミノ酸のアルギニン、オルチニン、グルタミン、グリシン等がHGHの分泌を促す事が分かっています。従って蛋白質をしっかり摂って充分満たして置く事が必要です。

また筋力運動によってもHGHが増加する事が分かっています。

運動による筋肉の負荷が回復しない内に次の負荷を加える事でより分泌は高まります。

また時間帯としては睡眠中に分泌されますので、充分な睡眠が必要です。

したがって蛋白質は夕食にたっぷりと摂れば、より効果的だといえます。


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