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鳥インフルエンザは混合種

2020.01.15 | Category: 感染症

中国で発生している鳥インフルエンザは新種のインフルエンザで毒性が高いと言えます。過去にも発生しています(H7N3)(H11N9)(H7N9)(H9N2)の混合種で2010年カルガモから分離の(H11N9)2011年アヒルから分離の(H7N3)野鳥から分離(H7N9)の 2011年ニワトリから分離の(H9N2)の雑交をする事で新種となります。インフルエンザの流行といっても十数年か数十年ごとに世界的に起こる大流行と、2~3年ごとに繰り返される小流行とがあります。大きな流行の後多くの人にそのウイルスに対する抗体が出来ると、ウイルスは新たに感染する事がで出来無くなります。するとウイルスは突然変異によって自分を少しだけ変化させます。つまりアミノ酸配列が少しだけ違ったウイルスに変化するのです。その時、元のウイルスの流行によって獲得した免疫の効率が低ければかつて感染したウイルスでは無くて新しいウイルスとみなして最初から戦わなければなりません。ところが免疫の状態が良い場合は感染した事のあるウイルスだとみなして免疫力を発揮して感染から免れる分けです。ところが時としてウイルスは突然変異で自分を変化させるのでは無く、他のインフルエンザウイルスと遺伝子その物を交換して変身する場合があります。例えばアヒル型のインフルエンザウイルスが感染していたアヒルの細胞に人型のインフルエンザウイルスが感染すると、同じ細胞の中でそれぞれの染色体を複製します。その特細胞の中で染色体がシヤッフルされます。インフルエンザウイルスの染色体は8本ですから2の8乗256 類の新しいインフルエンザウイルスが生まれる可能性があるのです。こうしたインフルエンザの遺伝子の混合はアヒルと人の中だけでなく、豚の中でも起こります。つまり人とアヒルと豚が混在する所ではインフルエンザウイルスの遺伝子組み換えが起こりやすいのです。中国の農家では人とアヒルと豚とが生活を共にしており、インフルエンザの大流行はアジア発ヨーロッバ経由アメリカという経路が多い事も合点がいきます。


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