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インフルエンザ菌

2020.01.10 | Category: 感染症

インフルェンザの原因と言えばウイルスと相揚が決まっていますが、インフルエンザ菌という細菌もあるのです。この菌はへモフィルス・インフルエンザという名が付いていて、ヘモフィルスとは「血を好む」という意味で、血液成分のある所だけで増殖出来る菌です。この菌は風邪症状と同じで気道、呼吸器感染症、子供の髄膜炎等を引き起こします。この菌の中でもタイプBインフルエンザ菌は症状を重症にする事が分かってきました。米国ではこのインフルェンザ菌による髄膜炎、敗血症、骨髄炎など全身性感染症で死に至る病なのです。このインフルエンザ菌が耐性を獲得し始めた事が問題になっているのです。特に子供の細菌性髄膜炎を起こす三大原因菌のタイプBインフルエンザ菌、髄膜炎菌、肺炎連鎖球菌ともに、最適な抗菌剤アンピシリンが効かなくなって来たのです。日本でも1975年に初めて東京でこのアンピシリン耐性インフルエンザが見つかって以来、ある調査では二年毎に倍づつ増えているそうです。新しく開発された抗生物質にも耐性のある菌が次々見つかり、サルファ剤、クロムフエニコール、テトラサイクリン、アンピシリン、トリメトプリムの五剤に耐性のインフルエンザ菌も分離されているのです。


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