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正しい歩行でつまづきを防ぐ

2019.11.20 | Category: 下肢

高齢になると歩行中にほんのちょっとした段差でつまずいて転倒し、大腿部頚部骨折や橈骨下端骨折等といった大怪我を起こす事があります。この転倒を防止する一つの方法として歩行姿勢を見る事も大切です。足腰が弱った高齢者や膝などの関節に痛みがある場合には、どうしても姿勢が前屈みになっています。歩行の正しい姿勢は胸を張って背筋を伸ばし、腕を振りながら後ろ脚を蹴り出す様にし、歩幅を大きくします。着地が前足の踵から、足裏、つま先と順番に体重移動します。前かがみの姿勢になると後ろ足の蹴り出しの力が弱くなる為に踵から着地する事が出来無くなり、つま先から着地する事になります。この為段差があるとつま先が引っかかり、転倒する事になるのす。高齢の方が前かがみの姿勢で歩いていたなら、背筋を伸ばした姿勢にするようアドパイスをしましょう。また転倒防止のために杖やステッキを利用してとっさの時の支えとして積極的に利用し、その時も背筋を伸ばす事を意識して歩く事が大切です。綺麗な歩行は見た目だけで無く、転ばぬ先の杖としての役割があるのです。


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