- Blog記事一覧 -笑いと免疫
病は気からと言われる様に強いストレスを受けると、そのストレスが視床下部から副腎皮質を剌激してコルチゾールが分泌されます。
このホルモンの作用の一つはNK細胞の活性を低下させて免疫系を抑制する事です。そのストレスが長期間続くと感染症や癌等の病気の原因になるのです。
この強いストレスを少しでも解消する事が免疫力を高める事になります。
その方法の一つに笑いの効用があります。漫才やコメデイ映画を観てお腹を抱える位に大笑いした後は、気分は非常にスッキリします。
この笑いが癌やウィルスを殺すNK細胞の活性を高める事が色々な研究で分かってきました。
笑いは楽しいという心の動きを生じさせ、身体的にリラックスさせます。
また、笑うという身体の動作は、最初筋肉を緊張させ、血圧が上がります。
例えば20秒笑うとこの身体の変化が3~5分間続くのです。
その後笑いが終わると、筋肉が弛緩して、血圧も下がり、呼吸もゆっくりになります。
つまり交感神経の緊張が徐々に鎮まり、副交感神経が働いている状態になります。
この変化は適度に運動した場合と同じでこれがストレスの減少に繋がるのです。
ジョギングした後に脳内にエンドルフィンが出来た状態に近いと言えます。
エンドルフィンはNK細胞やT細胞の機能を高め、免疫系を賦活させる方向に働きます。
つまり笑う事でエンドルフィンを出して、免疫を高める事が出来るのです。