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歯周病

2021.06.13 | Category: 生活習慣病

口の中の生活習慣病と言われているのが歯周病です。

歯周病は歯を支える歯根膜や歯槽骨が細菌により破壊される事で、歯と歯茎の隙間ができそこに細菌の集団ともいうべきプラークが溜まり、その細菌が炎症を起こし歯肉が化膿したり、ひどい時は歯槽骨が溶けてしまうのです。

初期は症状の自覚がない為に、進行を見逃し歯が抜け落ちて初めて気づく場合があります。

50歳を過ぎた辺りから、急に歯ぐきに異常が発生し、歯が抜け落ち、そして80歳では僅か平均5本という統計があります。

歯が抜けると噛み合わせが悪くなり、顎関節症、頭痛、肩こり、腰痛等にも関連してきます。

また噛む力が弱くなる事で、食物の咀嚼が不十分になり胃腸の不調を訴えたり、最近では噛む力と回数がボケとの関連が指摘されています。

更に炎症を起こす細菌が血液に乗って全身に回ってしまって、細菌性心内膜炎等の原因になったり、炎症が続くとサイトカインが分泌されて免疫力が低下する事も明らかになってきました。

この歯周病予防で一番大切な事は歯磨きです。食べた後に食ベカスを取るよりは細菌を減らすという気持ちで歯磨きを行う事です。

細菌は寝ている時が活発に活動するので、寝る前の歯ブラシやデンタルフロスを使って丁寧に歯みがきする事です。

炎症を起こしている歯ぐきは血液循環が悪く表面の温度が低いので、マッサージで循環を良くすれば予防に効果的です。

喫煙は血液循環を阻害するので、歯肩癖を悪化させます。歯周病は正しい知識と生活習慣で防げる病気です。

 


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