- Blog記事一覧 -筋肉と骨密度
運動不足の中高年にとってウォーキングは最も安全でお勧めの運動です。
確かに1日1万歩のウォーキングは生活習慣病の予防や改善に大変有効である事は間違いありません。
しかし、本当はウォーキングだけでは充分では無いのです。
運動習慣と骨密度とは関係が深い事が分かっている為、中年以降、特に女性の場合閉経と共に骨粗鬆症の危険性が高まるので運動が欠かせないのです。
そもそも筋肉と骨とはくっ付いているので、筋肉が収縮すれば骨に対して刺激が加わります。
筋肉が強く収縮すればそれだけ骨に対する刺激も強くなり、そういった刺激が骨吸収を押さえて骨密度を支えているのです。
骨は重力にも影響されるので、体重が多い方が骨量も多いと考えられていますが、実は体重その物よりも筋肉の量の影響の方が大きいのです。
つまり多くの筋肉の運動はそれだけ骨に対して多くの刺激を与える事ができるからです。
しかも筋肉の中でも持久的な筋肉より瞬発的な筋肉との関係が大きいのですが、老化によって衰える筋肉は瞬発的な筋肉の方が速い為、骨への刺激も衰えが早いのです。
骨粗粗症の予防の為にはウォーキングだけで無く、骨に対して瞬発的で負荷が大きくなる様なジョギング等の様な運動も必要です。