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うつ病予防対策

2021.06.10 | Category: うつ病

うつ病では情動と関連する神経伝達物質であるセロトニンが減少している事が確かめられています。

ストレスや不安や悩み等があると情動に関連する帯状回や扁桃が刺激されセロトニンの分泌が抑制され、この状態が続くとうつ状態になっていくのです。

このセロトニンの分泌を促すのに運動、光、睡眠等が有効です。運動は不安や悩みで興奮している神経回路と違う神経回路を使う事で、不安な神経回路を抑制し、気分が向上してセロトニンの分泌を促すのです。

その運動量は週2~3回、30分程度のウオーキングで効果があります。

また眼から入る光は視床下部を刺激し、セロトニンの分泌を促し、松果体に溜めます。そして夜になると酵素が働いてセロトニンが睡眠物質であるメラトニンに変化し、睡眠を与えて心を安定させたり、不安を解消させて脳に活力を与えるのです。

このセロトニンは肉、魚、大豆といった食品に含まれる必須アミノ酸のトリプトファンを材料にして作られますが、特にトリプトファンは肉等の動物性蛋白質に含有量が多く、最も効率的です。

更にトリプトファンを脳に送り込む為にはブドウ糖が必要で食後の甘い物も大切なのです。

肉や食後の糖質は生活習慣病の最大の敵にみられていましたが、セロトロニンの研究によって、肉食は精神を安定させる為に必要だという事が分かってきたのです。

まず肉を食べてセロトニンの材料であるトリプトファンをとり、太陽の下で運動がする事がうつ病を予防するのです。


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