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男の更年期

2021.07.05 | Category: 不定愁訴

男の厄年を過ぎた45歳から50歳代は、仕事の責任も重くなり、家庭でも色々な問題が発生して精神的な重圧は益々高くなります。

また、この頃から男性ホルモンであるテストステロンの分泌量が徐々に低下する事で、ホルモンバランスが崩れ、それが引き金になって、様々な不定愁訴が引き起こされます。

主な症状としては顔がほてる、のぼせる、汗をかく、動悸がする、めまいがする、頭痛、肩が凝る、手足がしびれる、腰が痛い、眠れない、気分が滅入る、イライラする、集中力が無くなる、忘れっぽくなる、性欲が減少する等です。

この年代の男性にとって仕事は第一ですが、この様な不定愁訴が出ると仕事から脱落するのでは無いかと言う不安から不安神経症になったり、しばしば死の恐怖、動悸、呼吸困難と言った不安発作が見られる事があります。

この不安定な精神面から不眠になる事もあります。

またこの年令は酒量も徐々に増える傾向にあり、高血圧、糖尿病と言った病気になって行くケースがあります。

更にテストステロンの減少にあわせ50歳を超えた男性の4人に1人は前立腺肥大症が現れ、残尿感、頻尿といった排尿障害が表れてくるのです。

この年代はまさしく男のクライシス(重大局面)と言えるのです。


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