- Blog記事一覧 -リハビリをやり過ぎの注意
リハビリに消極的な人も困りますが、頑張り過ぎる人は早く治そうと思ってやり過ぎる事があります。
筋力を鍛える場合、筋肉を使えば一時的に筋肉は疲れ、その疲れが回復する時にはその前の段階よりも強くなるので、トレーニングはその事を応用して筋力を強くします。
しかしハードな訓練では疲れがすぐに回復せず、2、3日休んでようやく回復すると言う様な過用性筋力低下の状態になる事があります。
それどころかもっとハードな訓練では過用性筋損傷と言って完全には回復しない事すら起こります。
これは筋力の訓練だけで無く、心肺機能等の全身的な訓練についても言える事で、通用性の体力消耗が起こると機能回復どころでは無く状態はかえって悪くなってしまいます。
早期にリハビリを開始する事は大切ですが、安静による廃用症候群を防ぎつつ、過用症候群をも防ぐと言う微妙なバランスを取らなければなりません。
その方法は、リハビリは“少量頻回”で行うと言う事です。
例えば1回につき10分~15分の訓練を1日に10回と言う様に、集中的に行うのでは無く、充分な休養を間に挟んで回数多く行う様にすると良いのです。