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リハビリに携わる専門職

2021.06.19 | Category: リハビリ

患者に器質的な機能障害がある場合、リハビリ訓練のプログラムを組み、これを実践しながら患者や障害者が積極的に生きていける様に援助を行う専門職には様々な物があります。

理学療法士(Physical Therapist)は、脳卒中で運動機能や感覚や高次脳機能が低下した患者や、交通事故や怪我等で筋肉・骨や脊髄を損傷した患者に対し、座る事や立つ事や歩く事と言った、基本的な動作能力の回復を図ります。

かつては症状が落ち着いた慢性期の患者に対してリハビリを行ったのですが、最近では急性期や手術の術前術後・救急患者・重症患者、新生児等に対して早い時期から理学療法を実施するケースが増えています。

作業療法士(Occupational Therapist)は、身体障害・精神障害・発達障害・老年期障害を持つ人達に対して、日常生活に適応する為の動作能力の回復を図ります。

機能的作業療法では粘土細工や手工芸等の作業を通して上肢や手指の訓練を行い、応用として食事や洗面等身の周りの日常生活動作訓練を行います。

言語聴覚士(Speech Therapist)は平成9年に国家資格となった新しい資格で、事故や脳卒中の後遺症として発生する失語症、子供の場合は口蓋裂や難聴・吃音・自閉症等による言語発達の遅れが対象となります。

また発声器官である口腔の機能が低下すると摂食障害や嚥下障害が起こるので、これも言語聴覚士の役割となります。

なお、他にも義肢装具士、視能訓練士、精神保健福祉士等の専門職があります。


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