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早期離床のすすめ

2021.06.19 | Category: リハビリ

病気や怪我の急性期には安静にしていなければなりません。

しかし、安静にしている間にも心身を使わ無い為の機能低下=廃用症候群は起こっています。

この廃用症候群は老若にかかわらず起こりますし、一般に考えられているよりも深刻な状態に結び付きます。

廃用症候群は、局所的には関節拘縮、筋萎縮(筋力低下・耐久性低下)、皮膚萎縮、褥瘡等が、全身的な物では心肺機能の低下、消化器機能低下(食欲不振・便秘)、易疲労性が起こり、精神的な面では知的活動低下、うつ傾向、自律神経の不安定等が見られます。

つまり心身共にあらゆる機能が低下する訳です。

これらの廃用症候群を予防する為にはとにかく早期の離床が大切で、欧米では以前から「安静の害」が言われています。

虫垂炎や普通の出産であれば1泊程度の入院で済ませるのも、この考え方によるものです。日本では病気になったら安静に寝ている事が良しとされていますが、それが“必要以上の安静→廃用症候群による体力低下→易疲労→安静→寝たきり”という悪循環をもたらす事になり、リハビリの開始を遅らせる事にもなっているのです。

離床が遅れれば遅れるだけ回復は困難になってしまいます。

状態が非常に悪い時以外は日中は臥位をとらず座位でいる事、とにかく早く歩き始める事が大切です。

この廃用症候群の予防はリハビリの前提となる物で、廃用症候の予防無くしてはリハビリの効果を上げる事は出来ません。


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