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交流分析

2021.06.19 | Category: メンタル

カウンセリングにも色々な理論がありますがその一つが交流分析(T A : Transactional Analysis)と呼ばれる方法です。

TAは精神分析の口語版とか普及版等と言われ、カウンセリングだけで無く、教育や産業の場で広く応用されている理論体系です。

基本的にTAは今、こここそが大切で、過去や他人は変えられ無い、変えられるのは自分なのだと言う事を原則にします。

人の欲求として、まず心の栄養とか承認されたいと言う欲求(ストローク)を持ち、他人とのストローク交換を求める物であるとします。

その他人とのストローク交換が交流であり、そのパターンの分析やゲーム(対人関係の中で繰り返される悪い癖)の分析、等を通して自立性を得る事を目標にしていきます。

その分析に先立って、自我の状態を目に見えやすくグラフ化したものがエゴグラムと呼ばれるものです。

基本的に“私”には
親(P=Parent)厳格な親の心
優しい親の心
大人(A=Adult)理性的な心
子供(C=Child)わがままな心
天真爛漫心

の自我状態があって、これを自分でチェックし、グラフ化する事で自己のパターンに気付き、より良い自分へと変容して行く力とします。

この交流パターン分析、ゲーム分析等は先生と患者さんとの具体的な場面で効果的に応用出来るでしょう。多くの入門書や書籍が出ているので参考にしてください。


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