- Blog記事一覧 -みかけ体の柔らかい人
ストレッチ運動の必要性はその柔軟な筋肉に取り戻す為に行われ、ウォーミングアップやクールダウンとしてスポーツでは欠かせません。
例えば、ジョギングを暫くすると上体を真っ直ぐに保つ為に直立反射が働き、背筋群の緊張が高まりますので、背筋群の柔軟性は失われて、立位体前屈の可動域は低下します。
そこで背筋詳を伸ばす為のストレッチを数回繰り返すと柔軟性が回復します。
また、もう一つストレッチの重要な役割として、筋紡錘への働きかけがあります。
筋紡錘は筋肉の伸びをキャッチするセンサーの働きをしていますので、神経を介して脳に筋肉がもっと伸びたいという指令を送ります。
このストレッチの運動により筋肉と脳との命令のやり取りが続けられる事で、より円滑な運動が出来るようになります。
ところで、見かけは筋肉が柔らかである様に見える事があります。
運動を余りしない中高年者の中で特に肥満傾向のある人にその様な事が起こりますので要注意です。
立位体前屈をすると床に手のひらまで着いてしまう様な場合です。
これは生まれつき筋肉が柔らかなのでは無く、単に背筋群の張力が低下して背筋の抵抗力が無い為に、前屈に無抵抗になった為に曲がる様になるのです。
ですから柔軟でありながらしっかり張力レッチだけでは無くある程度の負荷のある運動も必要な訳です。
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