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飲酒に注意

2021.06.16 | Category: メンタル

現在は重篤な問題飲酒者で無くても、将来に危険性をはらんだ問題飲酒予備軍は2割近くもあると言う報告があります。

アル中と言えば幻覚やせん妄、痙撃等の恐ろしいイメージがあるので、そのイメージに照らせば「自分はアル中では無い」と、かえって問題飲酒を見えにくくしている面がある様です。

自覚のないアルコール依存症者は、・酒はいつでも止められる・仕事等で飲まざるを得ない・多くは飲んでいない・禁断症状が無い・暴力的ではない、等の理由で自分の飲酒の問題を否定する傾向があります。

しかし、アルコール依存症は不可逆的に進む病気で、生活に支障が出たり身体的に離脱症状や幻覚が表れるに至っては末期と言えます。

自分に対する問題飲酒の否認は病気そのものだと認識しなければなりません。

つまりアルコール依存度は、飲酒の機会や量を抑制したりコントロール出来なくなった主観的状態が問題なのです。

・飲む量を減らさなければならないと思っている・飲酒を注意されて腹を立てた事がある・飲酒に後ろめたい事がある・朝酒や迎え酒をした事がある、に2つ以上該当すればアルコール依存症の危険性大です。

また身体的な理由(糖尿病等)や社会生活上(仕事や運転など)飲んではいけないのについ飲み続けるというのは既にアルコール依存症です。

人口に対する高齢化により、成人一人当たりの酒の消費量は減少傾向にはありますが個人差もありますので個別の注意が必要です。

アルコール換算で1日に150ml(日本酒なら5合半)の常習飲酒は大量飲酒者といい、全国で240万人はいるとみられています。

厚生労働省ではこれらの人達をアルコール依存症予備軍だとみなしています。


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