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2021.02.02 | Category: 心の緩衝地帯

脳には個々のニューロンの配列からか俗にいう頭のよい人と悪い人がいます。勉強は努力すれば成績は上がるのは事実でしょうが限界があります。仮に食事と睡眠時間以外をすべて学習時間にあてたとしても全員東大合格できるわけではありません。

勉強が出来ないから本人の努力不足だと過剰に負担をかけるのも良くないしその能力に応じた負担が本来望ましい育て方でしょう。

勉強ができるから性格が良いわけでもなく理性があるわけでもなく、そのまた別の話で社会的に地位のある人でも側近に恫喝したり奥さんにDVをしたり、簡単にキレてしまうのです。キレたあとには毎回反省し自己の行った暴言や他者への攻撃的な対応を悔いる事しきりでキレた事をよほどの変わった人以外は後になってもそれを肯定する人はいないでしょう。

己の暴発を反省するのですがなぜまた暴発してしまうのでしょうか?自制心が足りない抑えが効かない事はどんなに道徳の本を読み漁って修行をしても怒りの炎は消せません。平時にはその炎の存在自体が無いのですから。

通常意識では現れない感情が怒りによって獣のような心の変革が内面に起きるのですから不思議なものです。この時点で意識のコントロールが制御不能になり夫婦喧嘩などで大声やお皿が割れたり、社会では傷害、暴行事件や殺人事件までに進んでしまう事もあります。

精神論で精神をいくら鍛えても精神が脳の活動である事ですから脳には先に頭の良い悪い等の個別の例のごとく先天的な特性を超えるのが厳しいのです。

犯罪者を個別に打ち解けて話をすると、とても悪事をするとはその場ではとても思えない人達ばかりです。しかし再犯性はとても高く、それが社会が過去の犯罪者に温かい対応が不足しているからだとも言われますが、計画性犯罪は別において激情型犯罪は社会とは別な問題と思われます。

一見大人しい様に見える人が実は外に発言などの発信をしないだけでかなり短気でブツブツと暴言を言ったりしている人を知っています。こうなると誰でもこの激情は持っていて個人が認める認めないに関わらず神という第三者からみたら奥底に潜んでいるのがお見通しかもしれません。


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