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ゴムと果物

2020.11.19 | Category: アレルギー

ラテックスアレルギー患者における果物アレルギーの合併が問題になっています。

これはエイズの感染予防等でラテックス手袋の使用頻度が急激に高まった80年代後半から医療従事者の間で急増している物です。

植物には病原菌、傷害、化学物質等のストレスが加わると生体防御蛋白質と言う物質が誘導され、これが抗原になるのです。

ラテックスアレルギーは天然ゴム製品に含まれるラテックス抗原による即時型のアレルギーで、ラテックス製品の粘膜への直接接触やアレルゲンの吸着した手袋のパウダーを吸入する事で感作しラテックスアレルギー患者における果物アレルギーの合併が問題になっています。

これはエイズの感染予防等でラテックス手袋の使用頻度が急激に高まった80年代後半から医療従事者の間で急増している物です。

植物には病原菌、傷害、化学物質等のストレスが加わると生体防御蛋白質という物質が誘導され、これが抗原になるのです。

ラテックスアレルギーは天然ゴム製品に含まれるラテックス抗原による即時型のアレルギーで、ラテックス製品の粘膜への直接接触やアレルゲンの吸着した手袋のパウダーを吸入する事で感作します。

予防はパウダーレスの蛋白含有量の少ない物に替える事す。

このラテックスアレルギーの患者さんは果物や野菜に含まれる抗原と交差反応を起してアレルギー症状を引き起こす事があります。

通常のアレルギーは経口摂取した食物抗原により感作が成立し、その食べ物を食べるとアレルギー症状が出るのですが、ラテックスアレルギー患者では特定の果物や野菜を摂取すると交差反応を起して、口腔や咽頭、口唇の腫脹や搔痒感等をきたします。

バナナやアボガド等の果物や花粉や薬草とも交差反応を起す事が知られています。また交差反応検査時に特定の果物のlgEが陰性でも、その果物を食べると突然、交差反応を起す事があります。


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