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骨粗鬆症

2020.10.27 | Category: 老化

骨粗鬆症は骨量の低下と骨組織の微小構造の破綻が尤進する疾患であり、骨の脆弱性により常に骨折の危険が伴います。

この骨粗鬆症は単一の疾患では無く、原発性と続発性に分けられます。

この骨粗鬆症は圧倒的に女性が多い疾患で閉経後に多く認められますが、70才以降の男性にも大腿骨頚部骨折の発症率は女性の数分の一程度ですが増加していきます。

高齢者の骨代謝状態は一般に骨形成、骨吸収ともに低下していき、低骨代謝の状態で、骨量の減少が進むと考えられています。

高齢者のカルシウム代謝の特徴として、カルシウム摂取量や腸管からの吸収力低下、それに体内ビタミンD量の低下により2次性の副甲状腺機能亢進症とそれによる骨量低下という機序がー殼的です。

また、図にある様に薬物の常用や内分泌疾患や栄養傷害や糖尿病等の生活習慣病に伴い出てきますので、高齢者の洽療には問診をしっかりして、圧迫骨折などの医療過誤を起さ無い充分な配慮が必要です。

骨折予防には骨量の安定が何より重要ですが、筋力の増強や関節可動域確保といった運動能力の維持や増強も大切です。

また、転倒を防止する為の居住空間のバリアフリー化や杖などの補助用具の適切なアドバイスを心がける事も必要です。


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