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肩ー手ー指症候群

2020.10.02 | Category: 上肢

肩に可動域制限があると肩一手一指症候群になる事があります。

肩関節周囲炎、肩腕の骨折、脳血管障害による片麻樺、心筋梗塞、ギプス固定等の後に起こります。

兆候としては手の腫脹特に手指の背側に浮腫が表れ、次第に手全体が腫脹します。指の屈曲も次第に出来無くなって来ます。

時には神経性の血管運動の変化による強い痛み熱感が起こる事もありますが、この場合は反射性交感神経ジストロフィー、カウザルギー(熱と痛みという意味)等にも分類される事があります。

主な原因は上肢の動静脈とリンパの循環障害による肩の可動域の悪化により、肩のポンプ機能が低下して腕から静脈やリンパ液の還流が上手く行かなかったり、腕や手を動かさないでいると手のポンプ機能が働かずに静脈とリンパを還流出来無くなる為です。

その状態が長く続く事で症状は近位と遠位に広がって行きます。

この肩一指一手症候群の兆候は手に出て来ますので、指背側の浮腫による皮膚のてかりや拳や指の背側で健側よりシワが無くなって来たりしたら要注意です。


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