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これまで減少し続け、恐れるに足りない過去の病気だと思われていた結核ですが患者数は減少していますが鈍化してきています。
患者数は22、681人で、日本は先進国の中でも群を抜いて高く、アメリカの4倍になります。
学校や病院、老人ホーム等での集団感染が多数報告されていて、結核は決して過去の病気とはいえません。
しかも最近の結核では抗生物質が効かない耐性菌も出て来ているのでますます深刻です。
日本で結核が増加に転じたのは高齢化が大きな要因になっています。
結核はしぶとい菌なので加齢で体力が弱まったりするといわぱ日和見感染的に発病することになります。
現に結核を発病している半数以上が昔結核が蔓延していた時代を生きてきた高齢者です。
また最近では高齢者だけでなく不摂生やダイエットによる体力低下を招いた若者などにも感染者が増えています。
結核に対するリスクの高い人は高齢者、糖尿病患者、肝臓や腎臓機能障害の人、腎透析を受けている人、副腎皮質ホルモンを服用している人、エイズなどによる免疫系にダメージを受けている人達です。