- Blog記事一覧 -腰痛と脳
脳には多くの仕事が任されて、エリア別に分担作業が行われています。
腰痛は、脳の中に痛みの部分が形成されて神経支配感情支配が始まっているのです。痛みを不快と思うあまり痛みに対して憎しみを抱き対抗しますが、それでもそれは長く続きません。
慢性腰痛にかなわないと長期に渡って整形外科に行ってなんらかの改善を得れない者は、痛みへの恐怖へと移行していくのです。
この仕事の後はまた、いつもの痛みが待っている。強い痛みが起きてから、やっぱり起きたな、と予想と結果が合致して心と体の結びつきをより強めます。
そして、どうせ腰痛持ちだと自分の体を自分で決定付けて、やっぱりを肯定する自分が生まれます。
腰痛患者は安静を求める傾向にあります。整形外科等で、安静にして無理をしないで下さいと言われるからそれを守り、安静にする腰痛患者さんの多い事が特徴です。
しかし整形外科の医師の指示に従って安静にしていても一向に痛みが無くならず「まだ痛いのですが」と医師に相談しても「その内に良くなりますから通って下さい」としか答えてくれません。
そのやり取りを整形外科の医師と何度も繰り返して数ヶ月が経過すると、心の中で「これはこの先生に言っても駄目だ」と思うのです。
それにしても腰痛で整形外科を最初に受診する患者さんのなんと多い事でしょう。
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