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性器ヘルペスウイルス

2020.12.12 | Category: STD

性器ヘルペスウイルスには単純ヘルペスウイルスの1型と2型があります。

この性器ヘルペスは男女共にこの10年間で漸増していて、STDの中でクラミジアに次いで第2位を占めています。

性器ヘルペスは性行為やそれに類似する行為でも感染し、2~7日位の潜伏期があり、その後に様々な症状が出て来ます。

初感染の症状は、発熱、リンバ節腫脹等の全身症状を伴い、ヘルペス一般の特徴である神経走行に必ずしも一致せずに左右対称性に性器とその周辺に小水痘が現れます。

また排尿困難や排尿痛が起こり、次第に患部がびらんし、不規則な形状になって行き、膿を持ったり、潰瘍性の病変になったり、かさぶたが出来たりします。

また、口内炎や咽頭炎を併発する事も多く、頭痛や頚部硬直が表れたりします。

全軽過2、3週間で自然治癒しますが、性器ヘルペスウイルスは仙髄神経節に行き潜伏していて、疲れ、精神的ストレス、性交、紫外線等で再発します。

約8割が腰痛や下肢の痺れ等の前駆症状が数日前から起こり、性器の痒みや違和感や疼痛を感じます。

元々、単純ヘルベスの生物学的な特徴として、人に感染する部位が1型は上半身で2型は下半身という棲み分けになっていたのですが、オーラルセックス等性行為の変化によって領域が曖昧になって来たと言われています。


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