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癌の予防吋策の大きな柱として癌の集団検診があります。地方自治体で保健事業の一貫として胃癌の検診からスタートして、地方自治体によってばらつきがあります。
現在では乳癌、子宮癌、肺癌、大腸癌も集団検診の対象として行われています。
この集団検診の有効性に対して一部専門家は疑問を投げかけていましたが、厚生労働省の研究班も厳しい評価を下しました。
この中で、胃癌、子宮頸癌、大腸癌での有効性は認められましたが、肺癌、乳癌、子宮体癌については有効かどうかの証明が出来無かったのです。
この有効性が認められたとする胃癌についても、調査そのものに疑問を投げかけている医師もいます。
ある団体が約18000人を対象に行った調査では、厚生労働省のデータより早期胃がんの見落としは、遥かに多かったのです。
この様に検診の信頼性そのものが揺らいでいるのに厚生労働省としては検診の必要性を損なうものでは無いとしています。
誰の為の集団検診なのか実にいい加減なものです。慶応大学放射線科講師近藤誠先生も語っています。
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