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これまで食べ物の価値は、「栄養」源、「ビタミン」源、「ミネラル」源として評価されてきました。
しかし最近では、それだけで無く、色々な働きを持つことが注目される様になっています。
例えばココアやワイン等次から次に特定の食べ物がブームになるのも、それらに発癌抑制や循環器疾患の予防などの作用が発表されて皆が飛びついた物です。
こうした傾向は、これまでの栄養学やビタミン学の範疇を超えた、食べ物における“フアイトケミカル”の面からの研究が盛んになったからと言えます。
フアイトケミカルと言うのは、非栄養素成分と言うことで、栄養素とは異なつた特別な作用を持つと考えられる成分の事です。
その効果としては抗酸化作用(動脈硬化や糖尿病、老化に関連)、坑発癌作用、自血球増加などの免疫賦活作用(感染症、癌、老化に関連)等、様々な領域での効果が期待されています。
特に植物系の食物が注目されていて、続々とその研究成果がもたらされている分けです。
これまで免疫学的に、野菜を沢山食べる人は癌に罹りにくいだけでなく、生活習慣病などにも罹り難い事は分かっていましたが、それがフアイトケミカルという面からのアプローチによって立証される様になって来たのです。
とは言う物のまだまだ分からない事の方が多いので、その意味でもなるべく多くの種類の植物性食品を食べるべきでしょう。
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