- Blog記事一覧 -三食の食事回数派の考え方
名倉ドクターの一日一食のアンチエイジングが話題になっていますが、賛成意見もあれば反対意見もあります。元は化学雑誌の影響が大きいと思われます。
外国の有名な化学雑誌で一食賛成と三食の賛成との雑誌での見解相違が見られます。内容を見てもそれぞれが同一の食事内容を取っている訳では無いので並行線になります。
摂取内容が重要で国ごとの文化的、宗教的、食事風習が世界的に完全に均一に出来ない事から統計に大きなズレが生じてしまうからです。
一般論血糖値に限ってお話ししますと食事をする時、どれだけ食べるかは、視床下部にある食欲中枢でコントロールしますが、いつ食べるのかは身体の中にある体内時計で決まります。
これをコントロールするのが視交差上核です。
ここには血糖低下作用のあるホルモンのインスリンや、血糖上昇ホルモンのグルカゴンの分泌を調節して脳のエネルギー源であるプドウ糖供給を適切に行うよう調節する細胞群が存在します。
プドウ糖の一日に必要な量は安静時に成人子で160gで、脳はそのうちの120gも使いますし血液中の血糖値は約5gといわれていますが、それだけを脳のエホルギー源として利用すれば1時間で無くなってしまいます。
その為に体外から常時補給する為にも規則正しい、食事をする事が大切になってくるのです。
例えば、毎朝7時に朝食を摂る習慣のある人は毎朝6時事頃になると消化液の分泌の準備が整い、酵素活性を含む消化器関連の臓器機能も始動し、腸の蠕動連動を始め、食欲が出るリズムが出来るのです。
朝食を毎日抜く人はこの準備ができず、食欲も出ません。規則正しい、食事をする事でこの様なリズムが形成されていくのです。ところで最近では朝食を抜くことが問題になっています。
朝食は英語でブレイクファーストといい、空腹を断つという意味があり、一日の内最も長い時間断食した後の食事でこの時には脳のエネルギー源である糖質を中心にした食事が必要なのです。